“こっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
60.0%
8.0%
8.0%
8.0%
8.0%
4.0%
4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○「何のこった、人を馬鹿にして、しか面白おもしれえ、何か他に、あゝ其方そっちにいらっしゃるお侍さん、えへゝゝ、旦那何か面白おもしろえお話はありませんか」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
主人の帰りとは私にもさとれたから、急いでち上って……こっそり窓から覗いて見た。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
わが作りたる者なれどあくまでおぼきったる珠運ゾッと総身の毛もたち呼吸いきをも忘れ居たりしが、猛然として思いかえせば、こったるひとみキラリと動く機会はずみに面色たちまち変り、エイ這顔しゃっつらの美しさに迷う物かは
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
こっけいですね、私はその時料理屋へ上る丈けの持合せがなかったのですよ。
盗難 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
襟にはこっくり白粉おしろいを附け、顔は薄化粧の処へ、酒の相手でほんのりと桜色になっております、帯がじだらくになりましたから白縮緬の湯巻がちら/\見えるという、ぜんとはすっぱり違ったこしらえで
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そして、風精ジルフスの紙片を貼り付けた——三つあるうちの中央のドアを、こっそりと閉めたのだったよ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それがために、こういうすこぶる芝居げたっぷりな装置を、こっそり設けて置いたのですよ。何故なら、考えてみて下さい。いま点滅した三つの灯は、いつも点け放しなんですからね。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そいつは、ちょっと見たところでは、きんぎんとでってあるみたいだが、ほんとうはイオウとチャン(コールタールなどを精製せいせいしたときのこるこっかっしょくのかす)