“濃”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
45.7%
こま28.4%
こまや16.0%
こまやか3.9%
こまか2.1%
こい1.1%
こき0.7%
こっ0.7%
こゆ0.4%
0.4%
(他:2)0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“濃”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.5%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行2.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
非常にい髪の毛はほとんど漆黒で、緬羊めんようの毛のように縮れて、大きな帽子かなんぞのように彼女の頭に載っていた。
山嶽さんがくおもむきは墨染すみぞめ法衣ころもかさねて、かたむらさき袈裟けさした
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こまやかにを流したる大理石の上は、ここかしこに白き薔薇ばらが暗きをれてやわらかきかおりを放つ。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
色は一刷毛ひとはけ紺青こんじょうを平らに流したる所々に、しろかねの細鱗さいりんを畳んでこまやかに動いている。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その時分の私は先生とよほど懇意になったつもりでいたので、先生からもう少しこまやかな言葉を予期してかかったのである。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
玉露ぎょくろに至ってはこまやかなる事、淡水たんすいきょうを脱して、あごを疲らすほどのかたさを知らず。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
とこなたは敷居越しきいごしに腰をかけて、此処ここからも空に連なる、海の色より、よりこまやかかすみを吸った。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
例えば死者を祭るに供物を捧ぐるは生者の情なれども、其情如何にこまやかなるも亡き人をして飲食せしむることは叶わず。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
一重の梅や八重桜、桃はまだしも、菊の花、薄荷はっかの花のも及ばぬまでこまかきを浮き彫にしてにおばか
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
何處か厭味のある、ニヤケた顏ではあるが、母が妹の靜子が聞いてさへ可笑い位自慢してるだけあつて、男には惜しい程肌理きめこまかく、色が白い。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
今宮内様は御紋附の羽織にこい御納戸色おなんどいろ面取めんとりの袴をつけて、前には煙草盆や何かを置き、此方こっちには煎茶の道具があり
又対岸の蘭領のリオ島ほか諸島が遠近につて明るい緑とこいあゐとを際立たせながら屏風の如くひらいて居るのも蛮土とは想はれない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
その香故にその花故に人は老を泣きぬ泣かれぬこき紅椿べにつばき
短歌 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
下の裳にも今は紅を厭うて、こき山吹に染めた若い女が多かった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
襟にはこっくり白粉おしろいを附け、顔は薄化粧の処へ、酒の相手でほんのりと桜色になっております、帯がじだらくになりましたから白縮緬の湯巻がちら/\見えるという、ぜんとはすっぱり違ったこしらえで
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
これを見ていたおえいは驚いて、アレーと云いながら逃出しますと、馬は尚更暴れておえいを追掛けて、背後うしろからおえいの髷をくわえてうしろへ引倒して、花嫁の美くしゅうこってりとお粉粧しまいをした顔を馬がモリ/\ッと噛みましたから、これは全く馬が多助のあだを討ったようなものでございます。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
こゆ姫向日葵ひめひまわりのそよぎをり
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
縹色はなだいろ(露草染め)のむらの狩衣に、よい太刀たちいた武者烏帽子むしゃえぼしの武人である。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
駿すんえんのうの間に流行し、昨年中は西は京阪より山陽、南海、西国まで蔓延まんえんし、東はぼうそう
妖怪玄談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
夫情フジョウコマヤカニ致サバ、男子ナンシ十一人出生セム。