“美濃路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みのじ92.9%
みのぢ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「諸国から、その都度、細々こまごまとそちの見聞は書面で受け取っておるが、美濃路みのじへはいってからは便りがないので——実は案じていた折じゃ」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
美濃路みのじよりする松雲の一行が中津川宗泉寺老和尚の付き添いで、国境くにざかい十曲峠じっきょくとうげを上って来た時
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
其處そこで、暑中休暇しよちうきうか學生がくせいたちは、むしろ飛騨越ひだごえ松本まつもとけんをかしたり、白山はくさんうらづたひに、夜叉やしやいけおく美濃路みのぢわたつたり、なかには佐々成政さつさなりまさのさら/\ごえたづねたえらいのさへある。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)