“夜叉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やしゃ86.5%
やしや13.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうだ! 『たけくらべ』と『金色夜叉やしゃ』とを比べて見ると、どちらが通俗小説で、どちらが芸術小説だか、ハッキリと分りますね。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
それはおそらく鬼とか夜叉やしゃとかいうのであろう。からだはあいのような色をして、その眼は円くひかっていた。その歯はのみのように見えた。
又人きながらにして鬼にするもあり。五八楚王そわうの宮人はをろちとなり、五九王含わうがんが母は六〇夜叉やしやとなり、六一呉生ごせいが妻はとなる。
「見るが宜い。——持前の愛嬌などは何處にもない、夜叉やしやのやうな女ぢやないか——あツ舌を噛み切りやがつた」