“如夜叉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にょやしゃ59.1%
によやしや40.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
表面うわべは優しく見せかけても内心は如夜叉にょやしゃ、総領の継子を殺して我が実子じっしを相続人に据えようという怖しいたくみがあったに相違ないのです。
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
内心如夜叉にょやしゃ、敵を論破するためには私立探偵を十円くらいでたのんで来て、その論敵の氏と育ちと学問と素行と病気と失敗とを赤裸々に洗わせ
つらつら思へば世の中に、この仙境もあつたもの。外を奇麗に、内心は如夜叉によやしやの中に住まむより、人は穢多ともいはばいへ。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
外面女𦬇げめんによぼさつ内心ないしん如夜叉によやしやのいましめもあれば、𦬇ぼさつはなにとやおもひ玉ふらんともつたいなし。すで下晡なゝつさがりなればおの/\あしをすゝめて小千谷をぢやへかへりき。