“日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
63.0%
にち21.0%
5.0%
じつ2.9%
2.8%
2.1%
1.1%
0.3%
ひび0.3%
0.2%
ひる0.2%
んち0.1%
いつ0.1%
きのう0.1%
てだ0.1%
にっ0.1%
ひな0.1%
ひゞ0.1%
0.1%
0.1%
デイ0.1%
デー0.1%
ニチ0.1%
ヒノ0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、大空おおぞらからもれるはるひかりけていましたが、いつまでもひとところに、いっしょにいられるうえではなかったのです。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
はじめの二、三にちは、そのおんなたいして、べつにしたしくしたものもなかったが、また、悪口わるくちをいうようなものもありませんでした。
青いボタン (新字新仮名) / 小川未明(著)
三十七ねんぐわつ十四幻翁げんおう望生ぼうせい二人ふたりとも馬籠まごめき、茶店ちやみせ荷物にもつ着物きものあづけてき、息子むすこ人夫にんぷたのんで、遺跡ゐせきむかつた。
その第一じつの午前十時から「爆弾漁業の弊害」という題下に、堂々三時間に亘った概論を終ると、満場、割るるが如き大喝采だ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「ええ、でもねミサ子さん、自転車なんて、きょうは、買うに買えないでしょ。もしも買えるとしても、ふところが承知しょうちしない」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
年から年中日がないちああしてあの奥の間へ通ずる障子の隙間から、まるで何者かを期待するかの様に表の往還を眺め暮している事。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
原形は「」となり、変形したものに、直日・禍津日・つくよみ・山つみ・ワタつみなどのひ・みとなつて、かみに歩みよる筋路を作つた。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
この次に、「淡海路あふみぢ鳥籠とこの山なるいさや川此頃このごろは恋ひつつもあらむ」(巻四・四八七)という歌があり、上半は序詞だが、やはり古調で佳い歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
政治学、ひびに進歩せざるべからず。国民全体に政治の思想なかるべからず。政談熱心せざるべからず。政事、常に語るべし。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
すべてがあつさにつかれたやうでむしきはめて閑寂かんじやくにはのぞいては、かげながら段々だん/\けつゝふとりつゝしりへそしてどつしりとえだからさがつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼等の墓に一つの影が立っていてよるひるも叫んでいます——私はウスナの家である! と云って。
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
ねつたがそれでれぐつと身體からだにやちからつけつちやつたな、所爲せゐだな十五んちなほつたな、そんだからぐにむぎの八はずん/\けたな、らこんで體格なりはちつちえがつをかつたな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
此頃にお邪魔させていただきますわさていつ
黒手組 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
母様っかさまが御膳が進まんと云う事はきゝましたが全くですか、昨きのうお見舞に出た時、お食は如何いかゞですと申した処が、なに御飯ごはんは三ばいべられて旨いと仰ゃったが、それでは嘘ですか
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あがてだをがみゆる、さがてだをがまぬ」という沖縄の俚諺りげんくこの辺の消息をもたらしている。実に沖縄人に取っては沖縄で何人なんぴとが君臨しても、支那で何人が君臨しても、かまわなかったのである。
沖縄人の最大欠点 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
つけて歩いて毎日、にっプで三十円ずつとる商売なんだ。
烏賊乾してただひなくさき当別たうべつ荒磯ありその照りよ今は急がむ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
うでもひゞ々を義務つとめばかりにおくりて此處こゝこゝろ何處いづこそら倘佯さまよふらん、一〻にかゝることども、女房にようぼうひとられてらぬは良人おつとはなしたゆびさゝれんも口惜くちおしく
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
すると、あるのこと、見慣みなれないおとこ旅人たびびと門口かどぐちって、みちきました。そのときおとこは、二人ふたり父親ちちおや看病かんびょうをしているのをながめて
木と鳥になった姉妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あひ見ずて、ながくなりぬ。このごろはいかに好去哉ヨケクヤ? いぶかし。吾妹(万葉巻四)
漫然とダアビイと称するものの、ほんとのいわゆるダアビイデイはエプソムの二日目で、しかもダアビイ競馬というのは、この日の全六回のうち第三回、午後三時に行われるたった一回のいわれにすぎない。
もしも最後の審判日が盛装デーであるということが確められさえしたならば、そこに集った者は誰も彼も永遠に正しいものとなれたことであろう。
ヤワラカナ ケムリノヤウナ ハルノ アメガ 二三ニチ フリツヅキマシタ。アメガ ヤムト マヘヨリモ イツソウ アタタカナ ヒノ ヒカリガ ソソギマシタ。
ウマヤノ ソバノ ナタネ (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
さうして其後「ヒノ御前奉仕
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)