“ケ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
13.6%
13.6%
13.6%
9.1%
4.5%
4.5%
4.5%
4.5%
4.5%
4.5%
4.5%
4.5%
4.5%
4.5%
4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうち二回は「」類の仮名を用いるべき処に、二回は「」類の仮名を用いるべき処に用いてあるのであります。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
若くから氏上ウヂノカミで、數十の一族や、日本國中數萬の氏人ウヂビトから立てられて來た家持ヤカモチも、ぢつと對うてゐると、その靜かな威に、壓せられるやうな氣がして來る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
さうして其後「ヒノ御前奉仕
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此だけの語が言ひ淀み、淀みして言はれてゐる間に、姥は、郎女の内に動く心もちの、凡は、どつたであらう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
そのうち二回は「」類の仮名を用いるべき処に、二回は「」類の仮名を用いるべき処に用いてあるのであります。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
それは「」という字で書いてあるもので、「け」に当る万葉仮名は「」の類と「」の類と二つにわかれているのでありますが、『万葉集』の中に「介」という字が四回使ってあり
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
それは「」という字で書いてあるもので、「け」に当る万葉仮名は「」の類と「」の類と二つにわかれているのでありますが、『万葉集』の中に「介」という字が四回使ってあり
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
が、此は、卜のの示現する様式の一つらしい。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「サヤケク」はきよいという意味でありますから、これでよさそうでありますが、この「」は「さやけく」の「け」とは仮名の類が違います。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
あひ見ずて、ながくなりぬ。このごろはいかに好去哉ヨケクヤ? いぶかし。吾妹(万葉巻四)
マツのなみたる見れば、家人イハビトの ワレを見送ると、立たりしもころ
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
根白ネジロ白臂枕シロタヾムキマかずばこそ知らずとも言はめ
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
けふははげしい金に変り
春と修羅 第三集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
たまつゞきには飯さへ盛り、たまモヒに水さへ盛り
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
……さ寝むとは われは思へど、汝がせる おすひの裾に つきたちにけり(古事記中巻)
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
むちは獣類の名となつて、海豹ミチ・貉などの精霊に、つちは蛇・雷などの名となつた。モチもひよつとすると、霊代になるものだから、むち・いつ・うつの系統かも知れぬ。なども神名であらう。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)