“計”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はか36.8%
ばか16.2%
はかりごと13.2%
はから10.1%
ばかり6.1%
けい3.7%
かぞ3.4%
はかり2.7%
ハカ1.0%
たく0.7%
(他:18)6.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“計”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸30.6%
歴史 > 伝記 > 個人伝記6.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
太郎左衛門は時刻をはかって寝床を抜け、宵に調べてあった刀架かたなかけの刀を腰にして、そっと女客のへやへ往った。
切支丹転び (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それがはからずも、ある犯罪事件の犯人を確定する手掛りになるという話で、指紋鑑識などほとんど考えられていなかった時代の
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
この金をただ渡したばかりで、その屋敷に住まうどころではない、逃出して行くと云うような大騒動があるかも知れない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
一重の梅や八重桜、桃はまだしも、菊の花、薄荷はっかの花のも及ばぬまでこまかきを浮き彫にしてにおばか
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
方孝孺の門人林嘉猷りんかゆうはかりごとをもって燕王父子をしてあい疑わしめんとす。けい行われずしてむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
だが——何うして討ったかと聞かれたら?——それは、尋常では討てんから、はかりごとにかけた、と、いえばいい、そうだっ
三人の相馬大作 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
まぶたの切れの上品な彼女は、もう、落ちつきを取戻しておはからい何ともおん礼の申しようもございませぬといった。
の下ノ関砲撃事件ほうげきじけんのごときも、各公使が臨機りんきはからいにして、深き考ありしに非ず。
何の人お孃樣ではあるまいし御遠慮ばかりまをしてなる物かな、お前は思ひ切りが宜すぎるからいけない兎も角手紙をやつて御覽
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
漸く差しいだしたるに受取うけとったとばかりの返辞もよこさず、今日は明日はと待つ郵便の空頼そらだのめなる不実の仕方
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
軍事的に加勢はできないが、裏面からおたすけしようという黙契もっけいのもとになされた反間はんかんけいだったのである。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
偽撃転殺ぎげきてんさつけいです。——つまり西門に防戦の力をそそがせておいて、突然巽の門をやぶり、一殺に、宛城を葬らんとする支度です」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
古来和漢にて孝行を勧めたる話ははなはだ多く、『二十四孝』をはじめとしてそのほかの著述書もかぞうるにいとまあらず。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
猿果てたる姿見た者なし、当社の使者奇妙の働き〈古今げてかぞうべからず〉という(『日吉社神道秘密記』)。
「では、直ちに、韓暹かんせんに行き会い、初めに其方が申した通り、わが為に、最善のはかりごとを施す気か、どうだ?」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そうか。……そちのいう意味は、中の京極曲輪だけを攻めおとし、そのうえではかりをなせと申すわけだの」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
真偽看破シンギカンパ良策リョウサクハ、一作イッサクウシナエシモノノフカサヲハカレ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
右期日以後ハ何時イツ爆発スルヤモハカラレズ、ハナハダ危険ニツキ
しかし、彼女には、彼女らしいユーモアがたくらまれ、静かに実行にうつされることもあるのだった。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
少しもあの女の知ッた事で無いのですから」驚きの余りすべらせたる此言葉は充分の白状に同じければ目「して見ると其方が一人でたくんで一人で行ッたと云うのだな、夫だけ聞けば沢山だ」と云い目科は更に余に向いて「君
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
エリスの家の前に倒れて、家の中に担込かつぎこまれるようにたくらんだのは、彼女の狂言であった。
P丘の殺人事件 (新字新仮名) / 松本泰(著)
愈々秀子に疑いを掛ける為とすればお浦自身の仕業でなくて誰の仕業だ、お浦は秀子を虎の穴へ閉じ込めて殺そうとまでたくらんだ女ではないか、併しまさかに女の手で、幾等大胆にもせよ斯様な惨酷な仕業しわざは出来ようとも思われぬ、夫ともまさかの時には女の方が男よりも思い切った事をするとは茲の事か知らん。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
カクテ昼ハ共ニ魏ヲツノハカリゴトヲ論じ、夜ハコウニ歩シ、ヲ踏ンデハライヲナス。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三顧頻繁ヒンパンナリ 天下ノハカリゴト
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
毎日ノ御鷹野オタカノ、御辛労申スバカリモナシ。御気力ノ強サ、諸人感ジ申ス也——勢子衆セコシユウト供ニ御狂ヒアリテ、御気ヲ晴ラセラル。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
損亡申スバカリ無シ
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
指を屈して物の数をかぞうるをはじめとし、天文・測量・地理・航海・器械製造・商売・会計、ことごとく皆、数学のかかわらざるものなし。
とにかく私はこれから私の書かうとくはだててゐる小説を思ふが儘に書いて行きます。
青白き公園 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「更に余をこの地から放逐せんとくわだてた邪悪の心の持主である。そして、お前が、余の妹であるといふ事実は知らぬ筈なのだけれど——」
南風譜 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
仲々うまたくんだと思いましたが老人を殺せば倉子の亭主は疑いを受けて亡き者に成り其上老人の財産は倉子にころがこんで倉子は私しの妻に成ると云う趣向ですから石一個ひとつで鳥二羽を殺す様な者でした
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「いふ事あらばくいへかし。この期に及びわれを欺き、間隙すきねらふて逃げんとするも、やはかそのに乗るべきぞ」ト、いへば聴水こうべを打ちふり
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
る大陽はつとめてかゞやかざるを、ほしは吾人の教化けうくわはかつひかりはなたず、からざるをざればひかるなり
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
実に気の毒な事だて、御上の仰せだから内約があるの何のと申し上げても仕方がない。それで帯刀が娘に因果いんがを含めて、とうとう河上方を破談にしたな。両家が従来の通り向う合せでは、何かにつけて妙でないと云うので、帯刀は国詰になる、河上は江戸に残ると云うはからいをわしのおやじがやったのじゃ。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
われを疎んじ外にして常に祕密のはからひ
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
「時に、七瀬殿、某と、小太とのほかりごとが、うまく行く、行かぬにせよ、大阪表へ行って、調所を探る気はござりませぬか」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
倉子の容貌は真に聞きしより立優たちまさりてうるわしく、其目其鼻其姿、一点の申分無く、容貌室中に輝くかと疑われ、余はかゝる美人が如何でか恐しき罪をもくろみて我が所天おっとに勧めんやと思いたり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
それは「」という字で書いてあるもので、「け」に当る万葉仮名は「」の類と「」の類と二つにわかれているのでありますが、『万葉集』の中に「介」という字が四回使ってあり、そのうち二回は「」類の仮名を用いるべき処に、二回は「」類の仮名を用いるべき処に用いてあるのであります。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
郎女は、貴族の姫で入らせられようが、寺の浄域をケガし、結界まで破られたからは、直にお還りになるやうにはハカラはれぬ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)