“其外”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
そのほか	92.9%
ソノホカ	3.6%
そのそと	3.6%

そのほか

其外（そのほか）大阪の城代土屋采女正寅直（つちやうねめのしやうともなほ）の用人大久保要（おほくぼかなめ）に由つて徳川慶喜に上書し、又藤田誠之進を介して水戸斉昭（みとなりあき）に上書したこともある。

津下四郎左衛門 (新字旧仮名) ／ 森鴎外(著)

ソノホカ

当麻の邑（ムラ）まで、をとゝひ夜（ヨ）の中に行つて居たこと、寺からは、昨日午後横佩墻内（カキツ）へ知らせが届いたこと其外（ソノホカ）には、何も聞きこむ間のなかつたことまで。

死者の書 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)

そのそと

一方（いつぱう）は明窓（あかりまど）の障子（しやうじ）がはまつて、其外（そのそと）は疊（たゝみ）二疊（にでふ）ばかりの、しツくひ叩（だたき）の池（いけ）で、金魚（きんぎよ）も緋鯉（ひごひ）も居（ゐ）るのではない。

怪談女の輪 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花(著)

其	漢検準1級 部首:⼋ 8画
外	常用漢字 小２ 部首:⼣ 5画