“其様”のいろいろな読み方と例文
旧字:其樣
読み方(ふりがな)割合
そん41.9%
そんな40.7%
そのよう3.5%
さう2.3%
そう2.3%
そげ2.3%
そのやう2.3%
そさま1.2%
そな1.2%
そないな1.2%
(他:1)1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“其様”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸82.3%
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 釣魚 遊猟6.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
私は自然だ人生だと口には言っていたけれど、唯書物で其様そんな言葉を覚えただけで、意味がく分っているのではなかった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
長「おのれが毀して置きながら、又其様そんなこと申す其の手はくわぬぞ、わしが箱から出す、さ此処これへ出せ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
其様そんな貴方あなた劇剤げきざい分度外ぶんどぐわいにおいれになりましてはえらことになりませう。
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
由「もし、また豆腐入の玉子焼なぞが出来るので……どうも旦那お茶代を其様そんなに遣らねえでもようございます、此処ですから」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
元の通りに縛れとはなさけなし、鬼と見て我を御頼おたのみか、金輪こんりん奈落ならく其様そのような義は御免こうむると、心清き男の強く云うをお辰聞ながら、櫛を手にして見れば
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
其様そのような点について
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「所が言葉の使ひツぷりから察しると、其様さうらしくも無い、馬鹿丁寧なこと言ひ合つてるだ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
早く其様さうめて松島様の方へ挨拶あいさつしなければ、此方こちらも困まるし
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「いいのよ、其様そうしてお置きなさいよ、源ちゃん最早もうお寝み、」と客の少女は床なる九歳ここのつばかりの少年を見て座わり乍ら言って、其のにこやかな顔に笑味を湛えた。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
エ、何、其様そうでもありませんが。——一人ひとり困ったやつが居ましてな。よく強淫をやりァがるんです。成る可く身分の好い人のかみさんだの娘だのをいくんです。身分の好い人だと、成丈外聞のない様にしますからな。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そげな卑屈な心掛で舞台に出てもえものと思うてんなさるとな。私の眼の黒いうちは其様そげな事は許さん。今度の地謡にはアンタ一人出席を断る。
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
「ソラソラ。ワキは其様そげな処には居らん。何度云うてもわからん。コッチコッチ」
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
なに証拠しようこはない。さア其人そのひと口惜くやしくつてたまらないから、あづけたにちがひない、多助たすけさんさへゐれば其様そのやうなことをはずはないのだから
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「婆や、ほんたうに申訳がないのネ、お前が其様そのやうに心配してお呉れだから、わたしの心を打ち明けますがネ、私は決して人選びをして居るのぢやないのです、私はうから生涯しやうがい、結婚しないと覚悟して居るのですからネ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
はつかねずみのおひいさま、わたしゃ其様そさまにあいにきた、
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
はつかねずみのおひいさま、わたしゃ其様そさまにあいにきた、
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
永「さア何ういう訳で其様そないなことを、さア誰がそんな事を言ったえ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かつぽれに滑つて転倒ころび、手品てづまの太鼓を杯洗で鐵がたゝけば、清吉はお房が傍に寐転んで銀釵かんざしにお前其様そのよに酢ばかり飲んでを稽古する馬鹿騒ぎの中で、一了簡あり顔の政が木遣を丸めたやうな声しながら
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)