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其様
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さう
ふりがな文庫
“
其様
(
さう
)” の例文
旧字:
其樣
ト云うて、
貴官
(
あなた
)
の方へは、彼の
罪迹
(
ざいせき
)
を何か報告せねばならぬでせう——イヤ、
其様
(
さう
)
せねば
貴官
(
あなた
)
の
御機嫌
(
ごきげん
)
が悪いでせう——けれど実を言ふと
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
其様
(
さう
)
手軽く恋愛が成り立つものでない、其れが自分のヤマで、此の男主人公と、其の夫人——常に
基督
(
キリスト
)
の教訓を真向に
翳
(
かざ
)
して、博愛事業に関係してゐる
未亡人と人道問題
(新字旧仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
つまり、
貴方
(
あなた
)
だつて、
何時
(
いつ
)
か一度は、御奥さんを
貰
(
もら
)
ふ
積
(
つもり
)
なんでせう。
厭
(
いや
)
だつて、仕方がないぢやありませんか。
其様
(
さう
)
何時迄
(
いつまで
)
も我儘を云つた日には、
御父
(
おとう
)
さんに
済
(
す
)
まない丈ですわ。だからね。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
昨夜
(
ゆうべ
)
も
阿父
(
おとつさん
)
と
阿母
(
おつかさん
)
と話して
在
(
いら
)
しつたんですよ、早く
其様
(
さう
)
決
(
き
)
めて松島様の方へ
挨拶
(
あいさつ
)
しなければ、
此方
(
こちら
)
も困まるし、
大洞
(
おほほら
)
の伯父さんも仲に立つて困まるからつて
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
最も品位を落とせば、種々の職業が有らうが、
其様
(
さう
)
はゆかぬ……といふので婦人の職業問題が起つて居るらしいが、婚姻に持参金の
準備
(
ようい
)
が要る国柄である丈け、日本よりは何んだか
酷
(
ひど
)
いやうである。
未亡人と人道問題
(新字旧仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
「所が言葉の使ひツ
披
(
ぷり
)
から察しると、
其様
(
さう
)
らしくも無い、馬鹿丁寧なこと言ひ合つてるだ」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“其様”で始まる語句
其様事