“済”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
44.4%
すま30.6%
すく8.2%
8.2%
すみ3.6%
すん2.0%
かへ0.5%
すむ0.5%
せい0.5%
0.5%
(他:2)1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“済”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸19.4%
歴史 > 伝記 > 個人伝記5.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
婦人たちのためには、セロファンで作った透明な袋があって、これを頭からかぶってやれば、髪は湯にれずにんだ。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
さすればよしやおいとが芸者になつたにしたところで、こんなに悲惨みじめな目にはずともんだであらう。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
又しても妄想もうぞうが我を裏切うらぎりして迷わする声憎しと、かしらあぐれば風流仏悟りすました顔、外には
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
中幕の両優を「天下無類、古今無類」といふ四字にてすませ、片市と松助のよだれくりと三助とを評せしは大利口なり。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
彼れ年少気鋭、頭熱し意あがる、時事の日になるを見て、身を挺して国難をすくわんとするの念、益々ますます縦横す。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
正しい学問ばかりが国をすくうことを得るのであるが、現在まではまだ誰が出てその任務に当るという者も無かった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
いや、そればかりじゃない、僕はこの十年というもの、まるで牡牛おうしみたいに汗水たらして、その借金をきれいにしたんだ。
この月より国許の老母へは月々仕送をすれば母親もよろこび、叔父へは月賦で借金しをすれば叔母も機嫌を直す。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
文三がすみませぬの水を斟尽くみつくしてそそぎかけたので次第々々に下火になって、プスプスいぶりになって
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
貴方が若様なれば何うか此方こちらへ一晩でもお泊め申さんではすみませんから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その他有らん限り皿も茶碗も丼も猪口ちょくも一切うって、ようやく四十両の金がそろい、その金で借金は奇麗にすんだが
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
翌朝御託おわびに出て昨夜は誠に失礼つかまつりましたとべるけにも行かず、到頭とうとう末代まつだい御挨拶なしにすんで仕舞た事がある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ヱマルソン言へる事あり、尤も冷淡なる哲学者といへども、恋愛の猛勢に駆られて逍遙徘徊せし少壮なりし時の霊魂が負ふたるおひめかへす事能はずと。
厭世詩家と女性 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
父は銀行に用があるので、すむまで待つて居る様にといつて、出入の仕立ものする女の家へしばらく預けられました。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
磐安は即ち柏軒で、舟庵は『経籍訪古志』のばつに見えている堀川せいである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
八重「半治はん誠にほめえはりいよう、ほれじゃアまねえよ、ふァたい此家ほゝているに、ほめえがほんなほとをひてや親分ほやぶんまねえよ、小兼ほはねはんにひまになってへえれってえ、ほれじゃア可愛ははひほうだアへえ」
天帝釈化して猴となり身に疥癬を病めり、来り進んで猴衆に石を負わせ、海をふたがしめ衆わたるを得とあり。
論語に、邦有道、貧且賤焉耻也とあり、魏文帝の詩に、願飛安翼、欲ワタラント河無ハシとあるのも参考となり、憶良の長歌の句などには支那の出典を見出し得るのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)