“何様”のいろいろな読み方と例文
旧字:何樣
読み方割合
どん30.0%
なにさま18.6%
どんな17.1%
どう17.1%
なによう5.7%
いかよう4.3%
どのよう2.9%
どげ1.4%
どない1.4%
どなた1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
末枯(すが)れては見えますが、色ある花は匂(におい)失せずで、何処やらに水気があって、若い時は何様(どん)な美人であったかと思う程でございますが
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何様(なにさま)此れは一行の主(あるじ)とでもいいそうな、たしかに華族の若殿様だ。年頃は二十四五、眉濃く眼きりりとした色白の美男子だ。
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
それで、其兵士の顔には、他の人への羞しい様な色が溢れて、妹さんを見据えてお居での眼は、何様(どんな)に迷惑そうに見られたでしょう。
昇降場 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
当人は人一倍困悶(こんもん)したが、何様(どう)も病気には勝てぬことであるから、暫く学事を抛擲(はうてき)して心身の保養に力(つと)めるが宜いとの勧告に従つて
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
その地位すでに定まるときは、本人の働は何様(なによう)にてもこれに関することなく、地位は生涯その身につきて離れざるものなり。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
其の方何様(いかよう)に陳じても、是なる遊女紅梅は貞節なる心から致して夫(おっと)の敵が討ちたいばかりで遊女になり
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私が引取りを入れて引取ったのじゃ、中にはえらい金目の縫模様(ぬいもよう)や紋付もあるか知れんから、何様(どのよう)にも売捌(うりさばき)が付いたら、多分の金を持って
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「ちょっと良助さん。お話の途中かも知れんが、その日田のお金奉行というものは初めて聞くが一体、何様(どげ)なお役人かいなあ。又その下役の野西ナニツラと言う若侍が、蔵元屋へ入り込んで来た由来(わけ)は……」
臀(しり)もぼて/\大きくなり、乳房もだん/\大きくなって何様(どない)な事をしても男とは見えないじゃ、すると中には口の悪い者が有って
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「何様(どなた)も御馳走様になりまして。お珍らしいものばかり。イヤ頂戴致します」
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)