“なによう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何用55.6%
何様44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(この土地は、たしかにイギリスにちがいないが、自分は何用なにようあってこんなところへ来たのであろう)
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ぼくは一たい滅多めつた封書ふうしよといふものをかない。そんなにひとわるやうこと場合ばあひはないからなア。それでぼく何用なにようでも大抵たいてい葉書はがきますのだが、し一まいりなければ二まいつゞきにする。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
「惣八郎何様なにようとがによりまして」ときいた。すると志摩はやや声を励まして
恩を返す話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
また何様なにようたるを知らず、社中自からこの塾を評して天下の一桃源と称し、その景況、まったく世と相反するに似たり。
中元祝酒の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)