“どなた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
誰方55.0%
何方17.8%
何誰11.2%
何人7.0%
誰人2.7%
誰樣1.2%
誰何0.8%
誰君0.8%
誰様0.8%
何殿0.4%
何某殿0.4%
何様0.4%
彼方0.4%
御誰0.4%
誰某0.4%
誰殿0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴女、貴女、誰方にしましても、何事にしましても、危い、それは危い。怪我をします。怪我をします。気をおつけなさらないと。」
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何方にしても嘘とわかっているのにどうしてあんなに根こそげ欺されるのであろうと、さながらに魔術のように感ぜられるのであります。
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
曲げるわ、和泉屋さんはおろおろするばかり、へっへっへ、仲へ立った私のお開きまでの苦労と言ったら——して、あなた様は何誰で?
助五郎余罪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「もう一つお訊きしたいのは、昨晩、最後にこの室を、つまり兄さんの室をですね、お出になったのは何人でしょう!」
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
『いえ、誰人かりたいのはでせう。』とつて、
ば助けてがよし誰樣も客人方に盜まれし品はなきやといふにり座敷の客は寢惚眼にてキヨロ/\しながら拙者は大事の者が見えぬなり早々詮議れて下されよと云ゆゑ大事な者とは何なりやとひけるに客人申兼たるが御寶紛失致し然も昨日たてなりと云ば皆々成程犢鼻褌でござるか夫は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おまへのかれてるは誰何れるかえと母親へば、言下兄樣御座りましやうとふ、左樣わかればもう仔細し、してされたえてかとへば、つてまする
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
お前の抱かれてゐるは誰君、知れるかへと母親の問へば、言下兄様で御座りませうと言ふ、さうわかればもう子細はなし、今話して下された事覚えてかと言へば、知つてゐまする
うつせみ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「ねえ、お定、お前は吾家へ来る御客様のうちで、誰様が一番とお思いだえ」
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「ハ、表面立つた媒酌人と申すも、だ取りめたと申す儀にも御座りませぬ、れ其節何殿かに御依頼致しまする心得で——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「山木様、まア、お目出度御座います、存じませんでしたもんですから、ツイ、失礼致しましてネ、——シテ、春山様、何殿
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「どうも、お嬢様、貴嬢のお胸には何某殿御在なさるに相違御座りません、——御嬢様、婆やの目ががひましたか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
何様も御馳走様になりまして。お珍らしいものばかり。イヤ頂戴致します」
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ゆるされしかば夫々に改名して家來分となりにける紺屋五郎兵衞は本多源右衞門呉服屋又兵衞は南部權兵衞蒔畫師の三右衞門は遠藤森右衞門米屋六兵衞は藤代要人と各々改名に及びたり中にも呉服屋又兵衞は武州入間郡川越に有徳親類あれば彼方か御同道下さらば金千兩位は出來すべしといふにより山内伊賀亮は呉服屋又兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「御研究中で、御誰にもお目に掛りませんが」
音波の殺人 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
開けて、誰殿の御藩士——と訊ねた
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)