“定”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
32.2%
きま24.0%
さだ20.1%
じょう10.7%
さだま4.9%
さだめ2.9%
ぢやう1.5%
てい0.8%
さだか0.4%
ヂヤウ0.4%
さだまら0.3%
さあ0.1%
ぢゃう0.1%
さだん0.1%
じやう0.1%
おきて0.1%
きまり0.1%
きめ0.1%
0.1%
0.1%
さだまり0.1%
さだむ0.1%
0.1%
キマ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝の跡片づけの手伝いをすませた瀬川艶子は、自分の部屋にめられた玄関脇げんかんわきの三畳に引っ込むと、机の前にくずすわった。
五階の窓:04 合作の四 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
その日は日比谷ひびや公園を散歩しながら久し振でゆっくり話そう、ということにめて、街鉄がいてつの電車で市区改正中の町々を通り過ぎた。
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
と思うのですが、さて、私にはこれぞときまった恋人も無く、誰でもいいとはいうものの、さあ、誰の面影が出るか、など考えて、実に馬鹿らしくなり
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
これがまたきまって当時の留書とめがきとかおふれとか、でなければ大衆物即ち何とか実録や著名なだい戯作げさくの抜写しであった。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「二日二晩に及ぶ折檻せつかんの後、奧樣には、よく/\思ひさだめたものと相見え、昨夜、——深更しんかう、見事に生害してお果てなされた」
きやくはいよ/\面白おもしろがりて履歴りれきをはなしてかせよさだめてすさましい物語ものがたりがあるに相違さういなし
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あんじょう、テントのすそを、赤黒い火焔が、メラメラとめていた。火は已にテントの四周まわりを取りまいている様子だった。
踊る一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
あんじょう、泉岳寺附近の者から、市中では今にも、ここへ上杉勢が斬り込んで来るとうわさして、大変な騒ぎだという事を告げて来た者がある。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今やかしこに、己が射放つ物をばすべて樂しきまとにむくるつるの力我等を送る、あたかもさだまれる場所におくるごとし 一二四—一二六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
フルマイは今では物を食わせることのごとく解せられるが、やはりさだまった吉凶行事のある日のことで、ただこれには必ず御馳走が伴っただけである。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
汝等斯くして淵の律法おきてを破れるか、はた天上のさだめ新たに變りて汝等罰をうくといへどもなほわが岩に來るをうるか。 四六—四八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
学円 ある! 何か、明六つ、暮六つ……丑満うしみつ、と一昼夜に三度鳴らす。その他は一切音をさせないさだめじゃと聞いたが。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それは名を喜助と云つて、三十歳ばかりになる、住所不ぢやうの男である。固より牢屋敷に呼び出されるやうな親類はないので、舟にも只一人で乘つた。
高瀬舟 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
まして「えけれしや」への出入りには、かならず髪かたちを美しうして、「ろおれんぞ」のゐる方へ眼づかひをするがぢやうであつた。
奉教人の死 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
小供の時、疱瘡に罹つたのと、それに引き続いて耳の病気に冒されたので、幸か不幸か、彼は彼の既ていの行路を全然見捨てなければならなくなつた。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しかるに金解禁きんかいきん出來できれば、爲替相場かはせさうばほとんど一てい不動ふどうのものになつて外國ぐわいこく金利きんり
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
茘枝の小さきも活々いき/\して、藤豆の如き早や蔓の端も見えむるを、いたづらに名のおほいにして、其の実の小なる、葉の形さへさだかならず。
草あやめ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「われもよくは知らず、十六七とかいえり。うみの母ならでさだかに知るものあらんや、哀れとおぼさずや」翁はとしより夫婦が連れし七歳ななつばかりの孫とも思わるるを見かえりつついえり。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
こんな處に道はない筈ぢやが、と今朝起きぬけに見ると、案のヂヤウ、赤岩の大崩崖オホナギ
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
こんな處に道はない筈ぢやが、と今朝起きぬけに見ると、案のヂヤウ、赤岩の大崩崖オホナギ
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
みん万暦ばんれきはじめ閩中みんちゆう連江といふ所の人蛤をわりて玉をたれども不識みしらずこれをる、たまかまの中にあり跳躍をどりあがりしてさだまらず、火光くわくわうそらもゆ里人さとびと火事くわじならんとおどろき来りてこれを救ふ。
みん万暦ばんれきはじめ閩中みんちゆう連江といふ所の人蛤をわりて玉をたれども不識みしらずこれをる、たまかまの中にあり跳躍をどりあがりしてさだまらず、火光くわくわうそらもゆ里人さとびと火事くわじならんとおどろき来りてこれを救ふ。
きょうはママちゃんがおいしいごちそうをこしらえて上げるからさあちゃんも手伝いしてちょうだいね
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
さあちゃんママだよ。よく丈夫でしたね。そしてよく一人でおとなにして……」
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
分別ふんべつをしてこのやまひたねば、一ぢゃういまはしい不祥ふしゃうもとゐ
ひめにようつたへたもれ、家内中かないぢゅうはや就褥ねかしめさと被言おしゃれ、なげきにつかれたればむるはぢゃうぢゃ。
声もなく立ち上った三人、言わず語らずの裡に胸から胸へと同じ思いが走った。仏滅さだん、そうだ、暗から闇へ——。
日柄は仏滅さだん
話は少しれるがのちに探偵小説を論ずるときに必要であるから「じやう」に入ることに就てここに少しく述べて置かう。
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)
其他そのた阿片あへんにしろ大麻だいまにしろ何れも麻酔作用を有するものであつて、大麻のごときは古来印度の僧侶が「じやう」に入るときに用ひたものである。
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)
念のために、他所見よそみながら顔をのぞいて、名を銘々に心に留めると、決して姫がえたのではない。おきての通り十二人。で、また見渡すと十三人。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「好かあないよ、仕事のきまりがつかないから、お開けよ」
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
もし間違ツたら、終夜よつぴて歩いてゐる事に覺悟をきめてゐたが、たゞきめて見たゞけの事で、中々心から其樣な勇氣の出やう筈が無い。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
先方の独りめになりそうで、私は爺さんの顔をみながら云った。
童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
开所そこだめなばあはれや雪三せつざうきやうすべし
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いづるとると もとよりさだまり有り、
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
みぎ次第しだいにて大陰暦たいゝんれき春夏秋冬しゆんかしうとうせつかゝはらず、一年の日數ひかずさだむるものなれば去年きよねん何月何日なんぐわつなんにちと、今年ことし其日そのひとはたゞとなへのみ同樣どうやうなれども四季しきせつかなら相違さうゐせり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
ここニ住シテ凡ソ幾年、しばしバ春冬ノかわルヲ見ル寄語ス鐘鼎家しょうていか、虚名ンデ益なかラン」
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
さうキマると同時に、其言葉には非常な負担を持たせるといふ事になる。
古代中世言語論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)