“定”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
32.9%
きま23.4%
さだ20.6%
じょう11.4%
さだま4.8%
さだめ2.4%
ぢやう1.4%
てい0.8%
さだか0.5%
ヂヤウ0.5%
(他:10)1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“定”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸33.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語12.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「今日は最早もう仕方が無い」——こう相川は独語ひとりごとのように言って、思うままに一日の残りを費そう、とめた。
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
着付はその代々の好みになっているのですが、父の代になりましてからは牡丹ぼたんに蝶々ということにめてしまいました。
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「そんなものだったかネ、何だか大変長い間見えなかったように思ったよ。そして今日きょうはまたきまりのお酒買いかネ。」
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それをば太古おほむかしから妖精すだま車工くるましきまってゐる栗鼠りす蠐螬ぢむしとがつくりをった。
さだめておどろさびしくかんじたことであらうとわたくし不測そゞろ不憫ふびんになり
さきのごとく我に注げるベアトリーチェの目は、うれしくもわが願ひをるゝことをばさだかに我に知らしめき 一六—一八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
その次の日の昼過ぎに、あんじょう○○警察署刑事 ○○○○氏が庄太郎の下宿を訪れた。宿の主婦がささやき声で、
灰神楽 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「死ぬもじょう、生きるも定。——どうせ生死をすならば、俺らの御大将まかせだ。筑前守様にいてこそ行け!」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高低さだまらざる石の多い路の凹処くぼみには、水が丸で洪水こうずゐ退いた跡でもあるかのやうに満ち渡つて
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
愚痴をいうようだがおまえの身がさだまらないではときまりを付けようと思っても、船でなければ行かれないし、案じてばっかり
命運さだめなきプーリアの地に、トロイアびとのため、また誤ることなきリヴィオのしるせるごとくいと多くの指輪を 七—
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
あゝ永遠とこしへさだめよ、第一の原因もとを見きはむるをえざる目に汝の根の遠ざかることいかばかりぞや 一三〇—一三二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼曰ふ、終焉をはりの日未だ至らざるに汝をこゝに導くは何の運何のぢやうぞや、また道を教ふるこの者は誰ぞや 四六—四八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「へ、あんぢやうおいでなすつたな。色男。用事は馬にあるんぢやない。此の牝馬に乗つてゐる貴様にあるんさ。」
名詞めいし=One who has no fixed residence(一てい住所ぢうしよたぬひと
現像液げんぞうえきていえきさら、赤色とう、それだけは懇願こんぐわんすゑ
茘枝の小さきも活々いき/\して、藤豆の如き早や蔓の端も見えむるを、いたづらに名のおほいにして、其の実の小なる、葉の形さへさだかならず。
草あやめ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「われもよくは知らず、十六七とかいえり。うみの母ならでさだかに知るものあらんや、哀れとおぼさずや」翁はとしより夫婦が連れし七歳ななつばかりの孫とも思わるるを見かえりつついえり。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
こんな処に道はない筈ぢやが、と今朝起きぬけに見ると、案のヂヤウ、赤岩の大崩崖オホナギ
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
こんな處に道はない筈ぢやが、と今朝起きぬけに見ると、案のヂヤウ、赤岩の大崩崖オホナギ
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
念のために、他所見よそみながら顔をのぞいて、名を銘々に心に留めると、決して姫がえたのではない。おきての通り十二人。で、また見渡すと十三人。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「好かあないよ、仕事のきまりがつかないから、お開けよ」
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
もし間違ツたら、終夜よつぴて歩いてゐる事に覺悟をきめてゐたが、たゞきめて見たゞけの事で、中々心から其樣な勇氣の出やう筈が無い。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
先方の独りめになりそうで、私は爺さんの顔をみながら云った。
童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
きょうはママちゃんがおいしいごちそうをこしらえて上げるからさあちゃんも手伝いしてちょうだいね
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
さあちゃんママだよ。よく丈夫でしたね。そしてよく一人でおとなにして……」
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
いづるとると もとよりさだまり有り、
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
声もなく立ち上った三人、言わず語らずの裡に胸から胸へと同じ思いが走った。仏滅さだん、そうだ、暗から闇へ——。
日柄は仏滅さだん
話は少しれるがのちに探偵小説を論ずるときに必要であるから「じやう」に入ることに就てここに少しく述べて置かう。
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)
其他そのた阿片あへんにしろ大麻だいまにしろ何れも麻酔作用を有するものであつて、大麻のごときは古来印度の僧侶が「じやう」に入るときに用ひたものである。
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)
分別ふんべつをしてこのやまひたねば、一ぢゃういまはしい不祥ふしゃうもとゐ
ひめにようつたへたもれ、家内中かないぢゅうはや就褥ねかしめさと被言おしゃれ、なげきにつかれたればむるはぢゃうぢゃ。
さうキマると同時に、其言葉には非常な負担を持たせるといふ事になる。
古代中世言語論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)