“不動”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふどう76.9%
じっ7.7%
じっと7.7%
ゐすわり7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに金解禁きんかいきん出來できれば、爲替相場かはせさうばほとんど一てい不動ふどうのものになつて外國ぐわいこく金利きんり内地ないち金利きんりうごきのために、多少たせううごきはあるが
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
私はすぐ節穴から離れようとしたが、そうすれば節穴が明るい記帳場のひかりを透すであろうと思って、わざと不動じっとしていた。
性に眼覚める頃 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
あまりのことに旦那様は物もおっしゃらず、身動きもなさらず、唯もう御二人を後から眺めて、不動じっと其処へ棒立のまま——丁度、釘着くぎづけにして了った人のように御成なさいました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
グレ はて、つとへば不動ゐすわりぢゃがや。不動ゐすわり立往生たちわうじゃうぢゃ。出向でむかうてかけんけりゃ鬪爭けんくわにァならぬわい。