“動”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うご48.3%
やや13.5%
うごか7.6%
やゝ5.9%
ゆる5.9%
どう4.6%
いご2.5%
ゆら1.8%
うごき1.5%
ゆす1.3%
(他:28)7.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“動”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)11.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.0%
文学 > 日本文学 > 詩歌2.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それから、おどれといえばおどるし、すわれといえばすわるし、人形はいうとおりにうごまわるのです。
人形使い (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
父親ちちおや子供こどもがうれしそうに、うごくのをながめてわらっているようすをるにつけ
幾年もたった後 (新字新仮名) / 小川未明(著)
日本はややもすれば恐露病きょうろびょうかかったり、支那のような国までも恐れているけれども、私は軽蔑している。
模倣と独立 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しこうしてこの養子こそややもすれば枯死こしせんとする封建社会に、新活力を与うるおもなる要素たらざるはなし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
昔は他の男を見て心をうごかすものは既に姦淫かんいんしたのと同じだという考え方もあったが、自分は一概にそうは思わない。
私の貞操観 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
老若いづれはあれど、皆嘗て能く人の心をうごかしゝ人の、今は他の心文牌キヨオルに目を注ぐやうになりしなるべし。
——彼は、やゝともすれば角張つた感想を洩すのであつたが、いつの間にか彼女に新しい魅力を感じ始めてゐる自分に気づいた。
小川の流れ (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
和「フム、それでは普通の職人がやゝともすると喧嘩口論をいたして、互に疵をつけたりするような粗暴な人物じゃないの」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
黒船町の金田屋には、石原の子分衆が三四人、家の者を見張つて、貧乏ゆるぎもさせずに平次を待つて居りました。
この神秘ともいい得るところの、ゆるぎなき教育の立場をもつことなしに、どんな方法を講じても、それは詰め込みにばかりなってしまいます。
おさなごを発見せよ (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
葉子はなおもどうじなかった。そこにおんながはいって来たので話の腰が折られた。二人ふたりはしばらく黙っていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
その位置が窓のすぐ近くなものですから、乞食のところから、明智の一きょどうが、手にとるように見えるのです。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そのはずだんべな、あと心配しんぺえやうねえほとけはあゝえにいごくんだつちぞおめえ」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「もっともこの前のあの騒ぎがあるからね。途中で汽缶かまへ穴がいていごけなくなる汽車なんだから、全くのところ心細いにゃ違ない」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
温室前の厚葉シユロランの高きそよぎ。キミガヨランの長きしだり葉に日は光り、南洋土人の頭飾の如くにうちゆらぐ。
春の暗示 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
温室前の厚葉シユロランの高きそよぎ。キミガヨランの長きしだり葉に日は光り、南洋土人の頭飾の如くにうちゆらぐ。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
是故に我は汝のうごき汝の力の汝なる聖意みこゝろに祈る、汝の光を害ふ烟の出る處をみそなはし 一一八—一二〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
【身を】原文、右脇をうごきの中心として身の左方をめぐらし。日右にありたれば身をめぐらして右にむかへるなり
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
た繰返した。袈裟治は襷を手に持つて、一寸小肥りな身体からだゆすつて、早く返事を、と言つたやうな顔付。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
と叔父は言おうとしたが、それを口には出さなかった。彼は幅の広い肩をゆすって、黙って自分の部屋の方へ行って了った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
もすればたがひ餘命よめい幾何いくばくもない果敢はかなさをかたうて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
世間の快楽については、何もしらぬらしい養父から、少しずつ心が離れて、長いあいだの圧迫の反動が、彼女をもすると放肆ほうしな生活に誘出おびきだそうとしていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「死ねやも」は、「雷神なるかみの少しとよみてさしくもり雨も降れやも」(巻十一・二五一三)と同じである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「すなわちあめにまい上ります時に、山川ことごとにとよみ、国土くにつちりき」とあるのも、普通の地震よりもむしろ特に火山性地震を思わせる。
神話と地球物理学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「生意気ねえ。」とお節は笑つて、抱いて居る子供の身体からだするやうにした。
出発 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
森林は、底土ていどしたよりるぎ出で、
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
馬「いのきやすよきて居るから……さア貴方あんたしっかりと、荷鞍にぐらへそうつかまると馬ア窮屈だから動きやすよ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
防空壕ここやったら、あんた、誰に気兼遠慮もいらんし、夜空襲がはいっても、身体いのかす世話はいらんし、燈火管制もいらんし、ほんま気楽で宜しあっせ」
てて加えてその頃から外国人、殊に日本人に対して厳しく警戒し、やともすると軍事探偵視して直ぐ逮捕した。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
偶々たまたまチョッカイを出しても火傷やけどをするだけで、やともすると野次馬やじうま扱いされて突飛ばされたりドヤされたりしている。
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
ほのかにあゆよひを、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
などと、猫撫聲ねこなでごゑで、仰向あふむけにした小兒こども括頤くゝりあごへ、いぶりをくれて搖上ゆりあげながら、湯船ゆぶねまへへ、トこしいたていに、べつたりとしやがんだものなり。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ときはもうつぼみはどうしてものいふこといてうがかないので、あついさうして乾燥かんさうはげしいがそれをにくんでこは下葉したばをがさ/\にらした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ぴんで無ければ六と出る、忿怒いかりの裏の温和やさしさも飽まで強き源太が言葉に、身じろぎさへせで聞き居し十兵衞、何も云はず畳に食ひつき、親方、堪忍して下され口がきけませぬ、十兵衞には口がきけませぬ、こ、こ、此通り
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
だが基督へ行った人は、去勢されるに相違ない。奴隷根性になるだろう。その代わり安心は出来るだろう。しかしユダへ行った人は、革命的精神をそそられるだろう。そうして世間から迫害されるだろう。
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
とたいへんな意気込で、ざんげをはじめたそうですが、聴聞僧は、清浄の眉をそよともそよがすことなく、窓のそとの噴水を見ていて、ヴェルレエヌの泣きわめきつつ語りつづけるめんめんの犯罪史の、一瞬の切れ目に、すぽんと投入した言葉は
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
彼の病はいまだ快からぬにや、薄仮粧うすげしやうしたる顔色も散りたるはなびらのやうに衰へて、足のはこびたゆげに、ともすればかしらるるを、思出おもひいだしては努めて梢をながむるなりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
一時にどよみはじめる群集の呼び聲
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
毛のみじろげはわがこころ
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
ややともすれば太息といきを吐いている折しも、表の格子戸こうしどをガラリト開けて、案内もせず這入はいッて来て、へだての障子の彼方あなたからヌット顔を差出して
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
深沈なる馭者の魂も、このときおどるばかりにゆらめきぬ。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
田舎はいやだと駄々をねるのを、守膳が老功でなだすかし、道中土をまさず、ゆるぎ殿のお湯殿子ゆどのこ調姫しらべひめという扱いで、中仙道は近道だが、船でもおかでも親不知おやしらずを越さねばならぬからと、大事を取って、大廻おおまわりに東海道、敦賀、福井、金沢、高岡、それから富山。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
畜生、貧乏ゆるぎをしやあがるあごの下へ、体を入れて透間がねえようにくッついて立つが早いか、ぽんと乗りの、しゃんしゃんさ。素人にゃあ出来やせん。義作、貸しねえ貸しねえてって例の我儘わがままだから断りもされず、不断面倒臭くって困ったこともありましたっけが、先刻さっきほんのこった、わっしゃ手を合わせました。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
楽とアクシヨンとは、到底整合を求むべきものにあらず。
劇詩の前途如何 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
彼等はヤヽもすれば技巧を排し、言語の彫琢を否定する。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
和歌のみならず、主観を生命とする詩は、この階梯を形式成立後に延ばしておくことのあるのは、ヤヽもすれば情緒の流行を妨げることがある為で、事実この階梯は、必しも、此場合に欠くべからざるものではない。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)