“動(とも)” の例文
彼の病は未(いま)だ快からぬにや、薄仮粧(うすげしやう)したる顔色も散りたる葩(はなびら)のやうに衰へて、足の運(はこび)も怠(たゆ)げに、動(とも)すれば頭(かしら)の低(た)るるを、思出(おもひいだ)しては努めて梢を眺(なが)むるなりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)