“行動”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうどう22.7%
こうどう18.2%
しうち18.2%
やりかた4.5%
モーション4.5%
うごき4.5%
おこな4.5%
おこない4.5%
こと4.5%
たちい4.5%
ふるまい4.5%
シンジョウ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
エドガーアセリングとともに、きてウィリアムに面謁めんえつし、王冠わうくわんさゝげたのは當然たうぜんのことです。ウィリアムの行動かうどう最初さいしよれいかなふたものでした。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
それゆゑ二階にかいあるひ三階さんがい居合ゐあはせたひとが、階下かいかとほることの危險きけんおかしてまで屋外おくがいさうとする不見識ふけんしき行動こうどう排斥はいせきすべきである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
静子の行動しうちが、偶然か、はたこころあつて見送つたものか、はた又吉野と申合せての事か、それは解らないが、いづれにしても智恵子の心には、万一もしや自分が男と一緒に乗つてゐる事を
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
左様どうも諸君のやうに、大勢一緒に押掛けて来て、さあ引留めて呉れなんて——何といふ無作法な行動やりかたでせう。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
その踊り子は首を左にかたむけているうちに、急に驚いたように首を右にかたむけ直すのだった。首を、その逆に右から左へ傾け直す行動モーションは自然に円滑えんかつに行われるのだった。
間諜座事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その行動うごきは掌を指すように藤吉が言い当てていた。
(少くも曼陀羅の境地へ悟入はいるには、思考と行動とが同伴ともなわなければいけないらしい。……少くも俺は、この紙帳の内と外とで、善悪共に、思考かんがえ且つ行動おこなったのは事実だ)
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
紙帳こそは、父上と私との、思考かんがえ行動おこないとの中心であった。……その紙帳が、曼陀羅の相を呈したとは?
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
『モ少許すこし真摯まじめに考へて見ませう……若しの際、那処あそこに居たのが貴女でなくて別の人だつたらですね、僕は同じ行動ことるにしても、モツト違つた心持でつたに違ひない。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
一切圧迫たかびしゃはいけません。故郷くにへ帰りたいと云う者は故郷くにへ帰さねばなりません。結婚こんれいしたいと云う者には結婚こんれいさせねばなりません。何も彼も一切自由意志きままごころで、行動たちいさせねばなりません
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それから、もう一つ申し上げたいのは、父のそうした行動ふるまいが始まった頃から、奇妙に母の態度が変って、荒々しくなってきたことです。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
……いろいろやってみると、あいつの行動シンジョウに曖昧なところが出てきたんだ。……〈那覇〉の奴がようやく今日になって言いだした。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)