“不見識”の読み方と例文
読み方割合
ふけんしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それゆゑ二階にかいあるひ三階さんがい居合ゐあはせたひとが、階下かいかとほることの危險きけんおかしてまで屋外おくがいさうとする不見識ふけんしき行動こうどう排斥はいせきすべきである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
「良い女はさう言つたものですね。男に白い齒を見せるのは、大した不見識ふけんしきなんですね」
お姫様もきっとそうだったと思うわ。それを得意そうにののしったりするのは作者の不見識ふけんしきを示すものじゃないの? あたしはその短篇を読んだ時ほど、芥川龍之介を軽蔑けいべつしたことはないわ。……
文放古 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)