“不見目”の読み方と例文
読み方割合
みじめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれえずあるものさがすやうなしか隱蔽いんぺいした心裏しんりあるものられまいといふやうな、不見目みじめ容貌ようばう村落むらうちさら必要ひつえうやうやげんじてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
もしや、老人が此儘死んでしまうようなことがあれば、自分はどんなに淋しい身の上になることであろうか、それは帰るべきねぐらを失った仔鳥よりも、いく段か不見目みじめであろうと思われる。
仲々死なぬ彼奴 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しな手桶てをけよこたへたたけ天秤てんびんけてどかりとひざつた。ぐつたりつたおしなはそれでなくても不見目みじめ姿すがたさら檢束しどけなくみだれた。西風にしかぜ餘波なごりがおしなうしろからいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)