“塒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねぐら95.1%
とや3.5%
とぐら0.7%
トクラ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そのこもの下には小判で二千兩あるんだ、大した寢床だぜ。灯は禁物だが、暫らくの我慢だ。ねぐらへ歸れば、存分に可愛がつてやるぜ」
おつぎは勘次かんじないとき牝鷄めんどり消魂けたゝましくいてればぐにとやのぞいてあたゝかいたまごひとつをつて卯平うへいむしろころがしてやることもあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
人にとぐらを与えたので戸倉と呼ばれるようになったのだと、老人から真面目に説明されて苦笑したことがある。
尾瀬の昔と今 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
トクラたて飼ひし雁の子、巣立ちなば、マユミの岡に飛び帰り来ね(巻二)
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)