“轉”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
ころ46.8%
まろ17.7%
てん12.1%
4.8%
ころが4.8%
めぐ1.6%
うた1.6%
うたゝ1.6%
クルメ1.6%
めぐら0.8%
うつ0.8%
ころげ0.8%
ころば0.8%
0.8%
0.8%
まは0.8%
まろが0.8%
まろば0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また偶時には、うツかり足を踏滑らして、川へり田へげ、濡鼠のやうになツて歸ツた事もあツたが、中々其樣な事にはしない。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
此時にふと心付くと、何者にこそ/\と尾行して樣子、オヤだと振返る、途端ぶが足許つた。
『や、や、あのは、あのは。』とばかり、焦眉れてつ、ぜんとしたが、かつた。
きな體躯りながら、から脚部びてた。荒繩けて體躯えてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それからしたやうな、ての障子さへさなくとて、如何しても父母枕元ぎねばらぬ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
されど我等主題を遠く離れたれば、今目をらして正路を見るべし、さらば時とともにを短うするをえむ 一二七—一二九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
家は雨の叩くに任せ、浴槽は落葉の埋むるに任せ、鳥聲獸跡、た山中隱者の感に堪へざらしむ。岩蔭なる一小屋を訪ふ。
日光山の奥 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
奇を追はんとするの念盛んにして、たま/\片々たる新聞雜誌等の一時の論、矯激の言等に動かされ、好んで傍門小徑に走らんとするのは、甚だ危いことである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
日は、此屋敷からは、稍によつた遠い山のに沈むのである。西空の棚雲の紫に輝く上で、落日は俄かにき出した。その速さ。雲は炎になつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
我はわが慰藉の慕はしき聲を聞きて身をせり、されどこの時かの聖なる目の中にいかなる愛をわが見しや、こゝにさじ 七—九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
徳川さんは、紺のレインハットに、ゲートルに地下足袋のいでたちで、私の乘つてゐた座席へり、雨の中を私達の乘つて來た機關車は小板谷へ登つて行つた。
屋久島紀行 (旧字旧仮名) / 林芙美子(著)
よろこんだの、よろこばないのつて、のんべえ はるやうに、よろこんでそのからりました。てみるとどもももゐません。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
りとはも、その、むしろにあらずくべからず、にあらず、すべからず。……ありがたい。いや、禁句だ。こんなんでるものか。たとへにもるゝとかふ。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
た心の動くに堪へざりしが、越えて明治二十八年十月幸に暇を得て、舊知識なる日光山に遊び、南谷の照尊院に寓すること十數日、一夜談偶々之に及ぶ。
日光山の奥 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
ちやんは其處彼等るのをて、偶々自分以前に、數多金魚鉢へしたしました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
地球自轉にてへば三百六十五と、四半分に六億里ることなり。大陽暦はこの勘定にして日輪周圍地球一廻するを一年とめたるものなり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
豌豆の大さに煉りたるなり。白きと赤きとりたり。中には穀物の粒を石膏泥中にして作れるあり。謝肉祭の間は人々互に此丸をちて戲るゝを習とす。
「この山に赤猪あり、かれ我どち追ひ下しなば、汝待ち取れ。もし待ち取らずは、かならず汝を殺さむ」といひて、火もちて猪に似たる大石を燒きて、し落しき。