“焦眉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうび89.5%
せうび5.3%
しようび5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爾後じごのことは、大策を要しましょう。局所の合戦のほかのものです。しかし今は焦眉しょうびに迫っております。一刻もはやく下鳥羽しもとばへ」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『や、や、あのはたは、あのふねは。』とばかり、焦眉せうびきふわすれてをどつ、わたくしいそそのほうまなこてんぜんとしたが、ときすでおそかつた。
借方もかかる所業の不義なるを知るといへども、いつ焦眉しようびの急に迫り、いつは期限内にだに返弁せば何事もあらじと姑息こそくして、この術中には陥るなりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)