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焦茶
ふりがな文庫
“焦茶”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こげちゃ
81.0%
こげちや
19.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こげちゃ
(逆引き)
敷布団は厚い
郡内
(
ぐんない
)
を二枚重ねたらしい。
塵
(
ちり
)
さえ立たぬ
敷布
(
シート
)
を
滑
(
なめら
)
かに敷き詰めた下から、
粗
(
あら
)
い
格子
(
こうし
)
の黄と
焦茶
(
こげちゃ
)
が一本ずつ見える。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
焦茶
(
こげちゃ
)
と赤の貝の模様です。だめかしら。あたし、趣味が低いのね。でも、口金の所と貝の口の所が、金色で細くいろどられて、捨てたものでもないの。
俗天使
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
焦茶(こげちゃ)の例文をもっと
(17作品)
見る
こげちや
(逆引き)
今は
夕靄
(
ゆふもや
)
の群が
千曲川
(
ちくまがは
)
の対岸を
籠
(
こ
)
めて、
高社山
(
かうしやざん
)
一帯の山脈も暗く沈んだ。西の空は急に深い
焦茶
(
こげちや
)
色に変つたかと思ふと、やがて落ちて行く秋の日が最後の反射を
田
(
た
)
の
面
(
も
)
に投げた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
彼は
焦茶
(
こげちや
)
いろの鳥打ち帽をかぶり、妙にぢつと目を据ゑたまま、ハンドルの上へ身をかがめてゐた。僕はふと彼の顔に姉の夫の顔を感じ、彼の目の前へ来ないうちに横の小みちへはひることにした。
歯車
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
焦茶(こげちや)の例文をもっと
(4作品)
見る
焦
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
“焦茶”の関連語
褐色
茶褐色
焦茶色
薄茶色
“焦茶”で始まる語句
焦茶色
焦茶地
焦茶絞
検索の候補
焦茶色
焦茶地
焦茶絞
“焦茶”のふりがなが多い著者
九鬼周造
徳冨蘆花
中勘助
壺井栄
谷譲次
上田敏
アントン・チェーホフ
島崎藤村
夏目漱石
長谷川時雨