“千曲川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちくまがわ74.1%
ちくまがは22.2%
ちくまかは3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こういう谷が松林の多いがけはさんで、古城の附近に幾つとなく有る。それが千曲川ちくまがわの方へ落ちるに随って余程深いものと成っている。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
現に根本三之助の乱暴を働いた頃にも、その村の相談役で、千曲川ちくまがは投込はふりこんでしまへと決議した人の一人であつたといふ。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
我国の鮏は初秋より北海をいで千曲川ちくまかは阿加川あかかは両大河ふたつのだいがさかのぼる、これ其子をうまんとて也。女魚めな男魚をなしたがふてのぼる。さかのぼる事およそ五十余里、河にある事およそ五か月あまり也。