“泝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかのぼ77.8%
さかのぼり11.1%
のぼ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなはち宮に入りまさずて、その御船を引ききて、堀江にさかのぼらして、河のまにまに山代やましろに上りいでましき。この時に歌よみしたまひしく
○さてさけは川下よりながれさかのぼりて打切にいたり、ふねのかよふべき所は流れ打切にせかれて小たきをなすゆゑ滝にのぼるをいとふにや、大かたは打切のよどみにいたりかのかきにせまり
たゞ左右さいう斷崕だんがい其間そのあひだ迂回うねながるゝ溪水たにがはばかりである。辿たどつておくおくへとのぼるにれて、此處彼處こゝかしこ舊遊きういうよどみ小蔭こかげにはボズさんの菅笠すげがさえるやうである。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)