“小蔭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こかげ91.7%
こがく8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母は自分を小蔭こかげへ呼んで、「二郎お前どうするつもりだい」と聞いた。自分は自分の留守中に兄が万事を母に打ち明けたのかと思った。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
余りの不思議さに自分は様子を見てやる気になって、ある小蔭こかげに枯草を敷ていつくばい、ほんを見ながら、折々頭を挙げての男をうかがってた。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
小蔭こがくれて様子を見んかい。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)