“小父”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おじ81.1%
をぢ13.2%
おぢ2.8%
おい0.9%
おっ0.9%
をじ0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“小父”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語10.9%
文学 > 日本文学 > 戯曲2.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「あらっ、だめ! ちがうわよ、ちがうわよ。それじゃアまるででたらめの文句だわ。いやな泰軒小父おじちゃん! ほほほほほ」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「こいつがこいつが」と老人らしくもないがグリグリ眼の大辻小父おじさんは、三吉のくびめるような恰好をした。
地中魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
我に帰つて、栄蔵は、近所でかまどの下に火をいてゐた小父をぢさんにきいて見ると、小父さんはかういつて教へてくれた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
小父をぢさんたちは、おとなしいし、第一だいいち品行ひんかう方正はうせいだから……つたごと無事ぶじであつた。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
小父おぢさんの帰りはとつかはと馬車に乗りてはねばならぬ我宿わがやどの三ぜん冷飯ひやめしに急ぎ申候まうしそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
御覧ごらんよ、まだあの小父おぢさんがるよと小守娘こもりむすめの指を差しそろによればその時の小生せうせい小父おぢさんにそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
小父おい様! 今日はなんだな」と新蔵に聞いた。
夏蚕時 (新字旧仮名) / 金田千鶴(著)
道頓堀あたりでよく海老団治とへべれけた馴染の酒屋の小父おっさんはいいお酒の講釈をして聞かせて、高貴のお方の召し上がるお酒には金粉酒というものがある、お酒の中に黄金きんの粉がいっぱい浮いていて、それはそれは綺麗なものだと言ったけれど——。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
千日前に釣堀おまっしゃろ、金魚釣りの釣堀。あこの釣糸ほん弱いやッちゃ。俺、先途、太い太い義太夫の三味線糸持ていってな、うまいことあの糸と取り換えてしもうて釣ったったんや。ほたら釣れるわ釣れるわ、金魚やら支那金魚やら緋鯉やら鯰やら、その釣れたの持って帰って近所の縁日へ出よる隣の金魚屋の小父おっさんに売ったったわ。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
小父をじさんのうちのある木曾福島町きそふくしままち御嶽山おんたけさんちかいところですが、あれから木曽川きそがはについて十ばかりも川下かはしも神坂村みさかむらといふむらがあります。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)