“おじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
叔父40.3%
小父26.3%
伯父22.3%
2.0%
1.1%
1.1%
1.1%
0.9%
老夫0.6%
0.6%
0.6%
御叔父0.3%
姑丈0.3%
御伯父0.3%
老爺0.3%
0.3%
庚伯0.3%
御直0.3%
0.3%
次男0.3%
祖父0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時分に式部卿の宮と言われておいでになった親王もおれになったので、薫は父方の叔父の喪に薄鈍色の喪服を着けているのも
源氏物語:54 蜻蛉 (新字新仮名) / 紫式部(著)
めったに、薬売りの小父さんのってきた、むようなことはなかったけれど、小父さんは、こちらにくればきっとりました。
二番めの娘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
民助伯父——岸本から言えば一番年長の兄は台湾の方で、彼女の力になるようなものは叔父としての岸本一人より外に無かったから。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
皆々け立って、誰一人その行手をさえぎる者もなく、賊は無人の境を行くが如く、遂に門外へ消えてしまった。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
夫人 (次第に立出で、あとへかえしざまにすれ違う。なおその人形使を凝視しつつ)さん、爺さん。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
父は五人兄弟の第三人にして、前後四人はに世を去りぬ、随って我も四人のを失いぬ。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
(何を、けて——)
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
おかしき男かなと思いてさまざまの事を問うに、極めて石をずる癖あるにて、それよりそれと話のに、平賀源内の明和年中大滝村の奥の方なる中津川にてりし事なども語り出でたり。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
われはハヤゆうべ見し顔のあかき老夫に負はれて、とある山路くなりけり。うしろよりはのうつくしき人したがひ来ましぬ。
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
竹山に 竹るや
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
杜陽が一年あまりも帰らないので心配していたは非常に喜んで、杜陽にその事情を聞いた。杜陽は怪しい壑の底の家にいたことをすっかり話した。すると舅が言った。
陳宝祠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
御叔父さん、東塔とか西塔とか云うのは何の名ですか」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「御糸さんが嫁に行くと御叔父さんも困るね」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
姑丈が没くなった後でも、狐が時おり来ていたが、後に張天師のかじをもらって、壁にったので、狐もとうとう女の子を伴れていったのだか、それじゃないかね。
嬰寧 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
秦のさんが没くなった後で、姑丈さんがでいると、狐がついて、せて死んだが、その狐が女の子を生んで、嬰寧という名をつけ、むつきに包んでの上に寝かしてあるのを
嬰寧 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
御伯父さんは送ってくれんでもいいです」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「そら御伯父さんの餞別だよ」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
仙「こりゃアねエおさん、斯うしようじゃアねえか、丁度いことがある、此の詫ごとに万年町にく時に……こいつア宜い、にしよう、老爺さんがお嬢さんを助けた積りできねえナ」
仙「嬢さんも老爺さんも少し待っておいで、エ御免なせえ」
同じ干支に生れた同年の者が交際するには干支の兄、干支の弟という意味で庚兄庚弟と呼びあい、その子や甥などは干支のさんという意見で、それを庚伯と呼ぶの風習があった。
水莽草 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
友達の庚伯さんが教えてくれたので、往ってみると、三娘はもう任侍郎の家の児に生れ代っていたのですが、無理に捉えて伴れてきたのです、それが今の私の家内ですが
水莽草 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
柳橋、堀、吉原の華手やかなところはもとより諸家さま、お旗本衆——日頃御直き直きには、中々お顔をお見せにならぬお人たちも、今度は幕を張っての御見物のように承わります。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
木蔭に草を刈集めていた農夫は物音を聞きつけて、東からも西からも出合いましたが、いずれも叫んで逃廻るばかり。馬の勢にて寄りつく者も有ません。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
何度も建てなおされた家で、ここでは次男に鍛冶屋させるつもりで買ってきて建てたんだが、それが北海道へ行ったもんで、ただうっちゃらかしてあるんでごいす。
贋物 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
一月号の「」では私上野の祖父を思い出して一生懸命に拝見いたしました。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
その船行方なくなりては、家に残る人も散々になりぬるより、絶えて人の住むことなきを、この男のきのうここに入りて、して帰りしをしとてこの漆師が申されし
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)