おじ)” の例文
木蔭に草を刈集めていた農夫は物音を聞きつけて、東からも西からも出合いましたが、いずれも叫んで逃廻るばかり。馬の勢におじて寄りつく者も有ません。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)