“恐懼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうく87.9%
おそれ6.1%
きようく4.5%
きやうく1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下野はいよいよ恐懼きょうくして身をちぢめた。四、五十名の一小隊をあずかる侍頭さむらいがしらに過ぎない身分を顧みて、思案に余るものらしく見えた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これを見たものはびっくりして、これは必ず切支丹キリシタンに相違ないと言って、皆大いに恐懼おそれいだいたとの話もある。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そこで驚き恐懼きようくして御大葬の宮殿にお遷し申し上げて、更にその國内から幣帛へいはくを取つて、生剥いけはぎ逆剥さかはぎ畦離あはなち・溝埋みぞうめ・屎戸くそへ・不倫の結婚の罪の類を求めて大祓おおばらえしてこれを清め
最早もはや日本につぽんむかつて不禮ぶれいくわふるからずとまで、戰慄せんりつ恐懼きやうくするほど大軍器だいぐんき發明はつめいえうするともうしたことを、かのときは、きみたん快哉くわいさいさけんだのみ、わたくしいつ希望きぼうとして、ふかむねそこひそめてつたが