“戰慄”のいろいろな読み方と例文
新字:戦慄
読み方割合
せんりつ46.7%
をのゝ13.3%
ふるへ6.7%
をのの6.7%
ふるひわなゝ6.7%
みぶるひ6.7%
をののき6.7%
をのゝく6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軍艦ぐんかん種類しゆるいならばなに配慮しんぱいするにはおよばないが——しや——しや——とわたくしはふとあること想起おもひおこしたときおもはずも戰慄せんりつしたよ。
ジョンの威嚇や懲罰に對して、私は、どこへも訴へてゆけないので、私は、彼の與へる恐怖の爲めに、戰慄をのゝくことが、屡々だつた。
わづか二三兩の金をも貸ず只今に至り證據もなき事を公儀かみへ申立候だん不屆者めと白眼にらまれしかば彌吉夫婦は戰慄ふるへ出し恐れ入て居たりける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彼女は怖ろしい響を殘して行き過ぎた電車のレールを横ぎらうとして、その輝くレールの上に、自分の黒髮の亂されてある事を思つて戰慄をののいた。
三十三の死 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
にぎりてひかへたる其中にも彼丁山小夜衣の兩人はアツといひて砂利じやり鰭伏ひれふし戰慄ふるひわなゝき居たりけり長庵はをぎり/\と噛締かみしめ汝等一同確乎たしかに聞け汝等おのれらは揃ひも揃ひし鈍愚たはけなるに其の智慧ちゑたらざるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
吾々は深い海を下瞰みおろして思はず互に顏を見合せた。其時急激な、不思議な戰慄みぶるひは私の身體を傳つた。私は長くそこに立つて居られないやうな氣がした。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
戰慄をののきいまはも、阿摩あま
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
この時戰慄をのゝくものことばをついでいひけるは、汝等トスカーナまたはロムバルディアの者をみまたはそのいふ事を聞かんと思はゞ我彼等を來らせん 九七—九九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)