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『伊豆の旅』
ふりがな文庫
『
伊豆の旅
(
いずのたび
)
』
汽車は大仁へ着いた。修善寺通ひの馬車はそこに旅人を待受けて居た。停車場を出ると、吾儕四人は直に馬車屋に附纏はれた。其日は朝から汽車に乘りつゞけて、最早乘物に倦んで居たし、それに旅のはじめで、伊豆の土を踏むといふことがめづらしく思はれた。吾儕 …
著者
島崎藤村
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「太陽」1909(明治42)年4月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約39分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
娘
(
をんな
)
幽
(
ふか
)
暖
(
あた
)
強
(
こは
)
父親
(
おとつ
)
放擲
(
はうりだ
)
洞
(
ほらあな
)
下
(
おり
)
母親
(
おつか
)
酷
(
よ
)
奈何
(
どん
)
是
(
この
)
要
(
かゝ
)
香
(
にほひ
)
射
(
あた
)
戰慄
(
みぶるひ
)
生
(
な
)
老婆
(
ばあさん
)
心地
(
こゝろもち
)
必
(
きつ
)
眼前
(
めのまへ
)
老婦
(
ばあさん
)
補綴
(
つくろ
)
露出
(
あらは
)
他
(
よそ
)
夕飯
(
ゆふはん
)
寢床
(
とこ
)
御座
(
ござい
)
御酒
(
おさけ
)
精神
(
こゝろ
)
腹
(
おなか
)
處
(
とこ
)
闃寂
(
しんかん
)
陸
(
をか
)
入浴
(
はいり
)
地面
(
ぢべた
)
奈何
(
どう
)
彼
(
あ
)
放肆
(
ほしいまゝ
)
故
(
せい
)
榮螺
(
さゞゑ
)
歡樂
(
たのしみ
)
洋妾
(
らしやめん
)
温
(
ぬる
)
皆
(
みん
)
菜
(
かず
)
阿爺
(
おやぢ
)
附添
(
つけた
)
馬丁
(
べつたう
)
鰒
(
あはび
)
何物
(
なんに
)
倚凭
(
よりかゝ
)
側
(
わき
)
其樣
(
そんな
)
内
(
なか
)
内儀
(
おかみ
)
夕餐
(
ゆふげ
)
大仁
(
おほひと
)
宛然
(
まるで
)
寄
(
よこ
)
山芋
(
やまのいも
)
彼樣
(
あん
)
彼船
(
あのふね
)
指
(
ゆびさ
)
撮
(
と
)
斯樣
(
こん
)
晝飯
(
ひる
)
最早
(
もう
)
朝飯
(
あさはん
)
氷柱
(
つらゝ
)
混交
(
いれまじ
)
温暖
(
あたゝか
)
漁夫
(
れふし
)
畫家
(
ゑかき
)
疲勞
(
つかれ
)
眩暈
(
めまひ
)
翌日
(
あくるひ
)
脛巾
(
はゞき
)
芋汁
(
とろゝ
)
茅野
(
かやの
)
處女
(
むすめ
)
記憶
(
おぼ
)
謔語
(
じやうだん
)
近
(
ちかづ
)
銅
(
あか
)
隧道
(
とんねる
)
飮食
(
のみくひ
)
騷然
(
さわが
)
下瞰
(
みおろ
)
其樣
(
そん
)
十文
(
ともん
)
半里
(
はんみち
)
口唇
(
くちびる
)
可畏
(
おそろ
)
可羞
(
はづか
)
可羨
(
うらやま
)
吾家
(
うち
)
周圍
(
まはり
)
唐紙
(
からかみ
)
嫵
(
ひきつ
)