“御酒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごしゅ52.0%
ごしゆ19.0%
みき13.0%
おさけ6.0%
ミキ4.0%
おみき3.0%
おんさけ2.0%
ゴシュ1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折節ね旦那のお供でね沖釣などに出来でかける事もありますがね、馬作は竿も餌も魚任むこうまかせにして只御酒ごしゅを頂くばかりいえも何うせいけません
御酒ごしゆをめしあがつたからとてこゝろよくくおひになるのではなく、いつもあをざめたかほあそばして、何時いつ額際ひたひぎはあをすぢあらはれてりました。
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
朝夕あさゆう存じながら、さても、しんしんと森は深い。(樹立こだちを仰いで)いずれもれよう、すぐにまたはれ役者衆やくしゃしゅうじゃ。と休まっしゃれ。御酒みきのお流れを一つ進じよう。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「なんや、二本ばかしの御酒おさけなら、無いも同然や。もつと仰山持つて來とくれやす。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
キミ」「ユキ」「御酒ミキ」「ツキ」「オキ」「る」「カキ」「サキ」「オキナ」「昨日キノフ」「キヨ」「常盤トキハ」「アキラメ」「サキハヒ」「杜若カキツハタ」「行き」「き」「分き」「吹き」「
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
『まアそんなに怒らんでも善いがな! 今日は少し御酒おみきがきゝすぎて居るから、まア静かにせんかい!』
小家こいえがちょっと両側に続いて、うんどん、お煮染にしめ御酒おんさけなどの店もあった。が、何処どこへも休まないで、車夫わかいしゅは坂の下でくるまをおろした。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「えゝ、ですから、御酒ゴシュはあたくしの心当りの家で」
母の上京 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)