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『この子』
ふりがな文庫
『
この子
(
このこ
)
』
口に出して私が我子が可愛いといふ事を申したら、嘸皆樣は大笑ひを遊ばしましやう、それは何方だからとて我子の憎いはありませぬもの、取たてゝ何も斯う自分ばかり美事な寶を持つて居るやうに誇り顏に申すことの可笑しいをお笑ひに成りましやう、だから私は口 …
著者
樋口一葉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「日本之家庭」1896(明治29)年1月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約21分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
執拗
(
すね
)
快
(
こゝろよく
)
喰
(
くひ
)
直
(
なほ
)
揉
(
もめ
)
生
(
うま
)
其方
(
そのかた
)
立
(
だて
)
省
(
かへりみ
)
心
(
ごゝろ
)
仇敵
(
あだ
)
仰
(
おつ
)
辱
(
かたじけ
)
一時
(
いつとき
)
上
(
うへ
)
美
(
うつ
)
亡
(
なくな
)
擠
(
つきおと
)
何
(
いづ
)
勝
(
かつ
)
止
(
とゞ
)
矢張
(
やつぱり
)
一通
(
いつゝう
)
上
(
あ
)
相
(
さう
)
幸
(
さいは
)
木偶
(
でくのばう
)
生死
(
しやうし
)
柔
(
やはら
)
口惜
(
くちを
)
此方
(
こち
)
價値
(
しんしやう
)
前
(
まへ
)
眼前
(
まのあたり
)
我
(
わが
)
神
(
がみ
)
笑
(
ゑ
)
惜
(
を
)
上手
(
じやうず
)
永世
(
ながらく
)
二十
(
にじふ
)
家
(
いへ
)
婢女
(
はした
)
方
(
はう
)
女
(
をんな
)
面
(
おも
)
書物
(
しよもつ
)
何方
(
どなた
)
哀
(
あは
)
極
(
ごく
)
十
(
とう
)
通
(
とほ
)
出
(
いで
)
有
(
あり
)
我
(
が
)
眞實
(
しんじつ
)
打
(
うち
)
押
(
おし
)
必
(
かな
)
心
(
こゝろ
)
指
(
ゆび
)
御出
(
おで
)
彼
(
あ
)
振廻
(
ふりまは
)
廻
(
まは
)
臥
(
ふせ
)
居
(
ゐ
)
教
(
をし
)
百年
(
ひやくねん
)
宜
(
い
)
定
(
さだ
)
衝突
(
しようとつ
)
女中
(
ぢよちゆう
)
大笑
(
おほわら
)
是
(
ぜ
)
坊
(
ばう
)
喰
(
た
)
誰
(
た
)
暮
(
くれ
)
替
(
かは
)
甲斐
(
かひ
)
起
(
おこ
)
生
(
なま
)
道理
(
だうり
)
頂
(
いたゞ
)
氷
(
こほ
)
今日
(
けふ
)
水臭
(
みづくさ
)
何
(
なに
)
上
(
あが
)
事情
(
じじやう
)
爲
(
し
)
例
(
いつも
)
何故
(
なにゆゑ
)
丈夫
(
ぢやうぶ
)
互
(
たが
)
一家
(
いつか
)
些
(
ちつ
)
頬
(
ほゝ
)
一日
(
いちにち
)