“坊”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ぼう47.2%
ぼっ20.6%
11.7%
ばう11.3%
ぼつ3.5%
ぼん2.8%
まち0.7%
ばつ0.4%
ぼッ0.4%
ぼツ0.4%
(他:3)1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“坊”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸19.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)15.0%
文学 > 日本文学 > 詩歌(児童)6.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
するといつどこから出てたか、おおきなひげのえたおとこと、かわいらしい小さなぼうさんが出て
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
お安さんという独身者ひとりもので、村一番のけちぼうの六十婆さんが、鎮守様のお祭りの晩に不思議な死にようをした。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「それごらんなさい、ぼっちゃん、まあ、なんて、にくらしいいぬでしょう?」と、女中じょちゅうは、あきれました。
母犬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なかなか、さむうございますが、おぼっちゃまは、どうもなさいませんですか。」と、女房にょうぼうは、たずねました。
奥さまと女乞食 (新字新仮名) / 小川未明(著)
たまに正直な純粋じゅんすいな人を見ると、っちゃんだの小僧こぞうだのと難癖なんくせをつけて軽蔑けいべつする。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
んちはもうお立ちだしたで。何んやら急な用やいうて。」と、白粉のぶちになつた口元に微笑を寄せつゝ、女は言つた。
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「うゝ、湯瀧ゆだき湯瀧ゆだき、それこひ瀧昇たきのぼりぢや、ばうやはえらいぞ。そりやもひとつ。」
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
塔頭たつちううめばうといふのへ案内あんないされて、精進料理しやうじんれうり饗應きやうおう
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
これはぼつちやん やあ、いらつしやい いま貴方あなたのお父さんと床屋とこやごつこをやつてゐましたわい
へえゝ……種々いろんものりますな、此間このあひだ山田やまださんのぼつちやんがつていらしつたのをわたしにぎつたら
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
老爺 只今のおぼん様、ヘンリー四世とか云う王様から偉う、いかめしい身なりのお使者が見えましたで。
胚胎 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
二丈ぼんや、ろくろっ首の記憶にしても、仮りにその形を描き得たとしても、それは後年の修飾である。
澪標 (新字新仮名) / 外村繁(著)
そういう一方に、あのまちの小路の女のところでは子供が生れるとか言って大騒ぎをしていたらしかったが、その頃からどう云うものか、あの方はあんまりその女のもとへはおいでにならなくなったとか云う噂だった。
かげろうの日記 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
衛門 さあ、手前、その後は、造麻呂にも逢う機会がございませんでしたが、……実はこちらにつ前にちょっと人伝てに聞いた話では、何でも、やはりまちの小路あたりで大納言様の囲い者になっているらしく、まあ、きらびやかな唐織からおりの着物でも着せられて、華やかな生活を致しているのでございましょう。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
占治茸しめぢたけが、腰弁当こしべんたう握飯にぎりめし半分はんぶんつたり、ばつちやんだの
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
新吉は七、八歳までは、おぼッちゃんで育った。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
公爵夫人こうしやくふじんとゞほどでしたから無論むろんぼツちやんにもあたりました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
きにそれはぼツちやんにつたので、自分じぶんはれたのではないとつて、元氣げんきづきまたしました、
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
おとつゝあはおこりつだから」としづんでつぶやくやうにいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「今なオコさん、ボーちやが隣り下駄屋から——あれ何言ふか、野球ベース手袋な、あれお主婦カミさに出して貰ふ彼方アーツチ駆けたで。わたし内帰ろ言ふても駆けた、えゝのか。勉強ベーキヨせんで。」
耕二のこと (新字旧仮名) / 中原中也(著)
この荷物パツケほどきませう、みんなモン・プツテイに持つて来たんですよ。
素描 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)