“坊主頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうずあたま72.0%
ばうずあたま20.0%
ぼうさん4.0%
ぼうずがしら4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坊主頭ぼうずあたまの上には、見る見るくろずんだきたないしみが目立ってきた。醜怪しゅうかい触手しょくしゅのようなものが幾本となく坊主あたまをさすっている。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
暫くすると戸口が細目にいた。内からのぞいたのは坊主頭ばうずあたまの平八郎である。平八郎は捕手とりてと顔を見合せて、すぐに戸を閉ぢた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
小伝馬町の古帳面屋の店蔵みせぐちの住居の二階で時折見かける、盲目めくら坊主頭ぼうさんのおばあさんが、おしょさんのうちにも時々来てとまっていた。
だから、下谷御徒町したやおかちまち青石横町あおいしよこちょうに住む、お坊主頭ぼうずがしら自宅うちなんかには、各大名の羽織が何百枚となく、きちんと箪笥に整理されていたもので、まるで羽織専門の古着屋の観
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)