“触手”のいろいろな読み方と例文
旧字:觸手
読み方割合
しょくしゅ81.8%
しよくしゆ9.1%
しゅくしゅ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坊主頭ぼうずあたまの上には、見る見るくろずんだきたないしみが目立ってきた。醜怪しゅうかい触手しょくしゅのようなものが幾本となく坊主あたまをさすっている。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
翁の新しい詩集「そよぐ麦」には以前の詩集「触手しよくしゆある都会」と反対に作者自身の郊外生活からち得た題目が多い。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
なんだか急に、目に見えぬ長い触手しゅくしゅがヒシヒシと身体のまわりに伸びてくるような気がしてきました。私はいつの間にか、兄のたもとをしっかり握っていました。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)