“触頭”の読み方と例文
旧字:觸頭
読み方割合
ふれがしら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高橋空山師とはかって、附近の虚空院鈴法寺の衰えたるをおこさんとして果さなかった。あの寺は関東の虚無僧寺の触頭ふれがしら、活惣派の本山。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
土淵村大字土淵の常堅寺は曹洞宗にて、遠野郷十二か寺の触頭ふれがしらなり。ある日の夕方に村人何某といふ者、本宿もとじゆくより来る路にて何某といふ老人にあへり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
かたがた、今日の触頭ふれがしらたる宿老の御意ぎょいとあれば、ひとまず、御退座をねがうことにいたしましょう
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)