“御意”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょい82.6%
ぎよい9.3%
みこころ5.2%
みこゝろ1.2%
おつもり0.6%
ぎよゐ0.6%
みむね0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうですとも、考えがあるなら言ったがいいじゃアないか、加藤さん早く言いたまえ、中倉先生の御意ぎょいに逆ろうては万事休すだ。」
号外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
可笑をかしなお話をいたしましたが、策伝さくでんの話より、一そう御意ぎよいかなひ、其後そののち数度たび/\御前ごぜんされて新左衛門しんざゑもんが、種々しゆ/″\滑稽雑談こつけいざつだんえんじたといふ。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
なるほど、お前は妖術の力で魂を呼び出して彼女あのひとを苦しめるけれど、神様だけが彼女あのひと御意みこころのままになし給ふことが出来るのです。
そしてこの肉體は、願はくば、神の御意みこゝろを完成すべく十分に強くありたい、その御意みこゝろがはつきりと私にわかつた以上は。
「まづその御意おつもりでお熱いところをお一盞ひとつ不満家むづかしや貴方あなたが一寸好いと有仰おつしやる位では、余程よつぽど尤物まれものと思はなければなりません。全くすくなうございます」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
夫人ふじんとも/″\せつすゝめるので、元來ぐわんらい無遠慮勝ぶゑんりよがちわたくしは、らば御意ぎよゐまゝにと、旅亭やどや手荷物てにもつ當家たうけ馬丁べつとうりに使つかはし、此處こゝから三人みたり打揃うちそろつて出發しゆつぱつすることになつた。
われの目的めあて御意みむねをば
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)