“適”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かな52.0%
ふさ8.4%
てき7.6%
4.7%
はま3.6%
2.9%
たまた2.9%
2.2%
たま1.8%
1.8%
(他:33)12.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“適”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩100.0%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸19.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
菜食信者と訳したら、あるいは少し強すぎるかも知れませんが、主義者というよりは、よく実際にかなっていると思います。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
江戸中の色町いろまちに名を響かせた女と云う女を調べても、彼の気分にかなった味わいと調子とは容易に見つからなかった。
刺青 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
また、その光は、法水の鼻孔や口腔を異様に拡大して見せて、いかにも、中世異教精神を語るにふさわしい顔貌を作るのだった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
さればこそ土は往昔そのかみ生物の極めて完全なるにふさはしく造られ、また處女をとめみごもりしなれ 八二—八四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
機宜きゞてきする保安上ほあんじよう手段しゆだんつたことは特筆とくひつすべき事柄ことがらである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
はまぐり貝は又物をき取るにてきしたり。魚鱗ぎよりんちたるままのもの貝塚かいづかより出づる事有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
「外国の土に善くふからと云つてその木をすぐ日本へ持つて来て植ゑると云ふ事は間違つてゐる。日本には日本の桜がある。」
そは汝の視る一切の物、永遠とこしへ律法おきてによりて定められ、指輪はこゝにて、まさしく指にへばなり 五五—五七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
一つは馬琴の人物が市井しせいの町家の型にはまらず、戯作者仲間の空気とも、容れなかったからであろう。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「いずくへ? とは、はて知れたこと。隠密に出るのだ。あんまり、柄にはまった役割りでもねえがの。」
口笛を吹く武士 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その前は学校の近くの旅館にいたり、高燥なH街の某軍人の家などにおいて貰っていたが、最後に腰をすえたこの家が一番気にっている。
日蔭の街 (新字新仮名) / 松本泰(著)
「どうせうたつて、お前の心一つぢやないか。初発はじめにお前がきたいといふから、かう云ふ話にしたのぢやないかね。それを今更……」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
不善の行為はたまたま不善の実象を現ずるにすぎずして、心の上にあらはれたる一黒点に外ならず。
各人心宮内の秘宮 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
然るに他の職業にては、辛ふじてみづから給するに足るものあるのみ、而してたまたま病魔に犯さるゝ事あらば、誰ありて之を看護するものもなし。
主のつとめ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
五百は潔くこの家を去って渋江氏にき、しかもその渋江氏の力をりて、この家の上に監督を加えようとするのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
抽斎の棭斎に師事したのは二十余歳の時だというから、恐らくは迷庵をうしなって棭斎にいたのであろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
即ち運動及び多は(吾々の言葉で云えば)ただ弁証法的にしか把握出来ないことをたま々裏から告げているのである。
辞典 (新字新仮名) / 戸坂潤(著)
「華族さんのお客さんがあるやろ」と訊くと、「ほら、うちかて芸者だす。たまには華族はんも呼んで呉れはります」ちゅう返事で、一向らちが開きまへん。
黄鳥の嘆き (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
韻文にはかぬから小説を書いてみようと思ふと云ふのが渠の癖で、或時其書かうとして居る小説の結構を竹山に話した事もあつた。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
韻文にはかぬから小説を書いて見ようと思ふと云ふのがかれの癖で、或時其書かうとして居る小説の結構を竹山に話した事があつた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
これたまたまもって軍旅のえいぎ、貔貅ひきゅうたんを小にするに過ぎざるのみ、なりというからず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しかしわたくしは隅田川の蒹葭を説いてたまたまレニエーの詩に思及ぶや、その詩中の景物に蒹葭を用いたもののすくなからぬことを言わねばならない。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
地獄の何處いづこのこれにふさはしきやをはかり、送らむとするひとやかずにしたがひ尾をもて幾度も身をめぐらしむ 一〇—一二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そは神は人をして再び身をあぐるにふさはしからしめん爲己を與へ給ひ、たゞ自ら赦すにまさ恩惠めぐみをば現し給ひたればなり 一一五—一一七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
夏の夜にふさわしい薄青い服を着て、ソファにりながら、不安な動揺にみちた瞳を輝かしながら市街に起る雑多な物音に脅えていた。
勲章を貰う話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ただほんのりとともっている、絹行燈きぬあんどんの光の裡に、美しい調度などが、春の夜にふさわしいなまめいた静けさを保っていた。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「新聞やラジオで発表されたドロシイ殺しの犯人の人相が、ホテリングさんにぴったり当てまる!」
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
手術てわざが持ち前で好き上手じょうずであるので、道楽半分、数奇すき半分、慾得よくとくずくでなく、何か自分のこしらえたものをその時々の時候に応じ、場所にめて
タマタマ トモナフ児童
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
カツフヱーノ婢ハ世人ノ呼デ女ボーイトナシ又女給トナスモノ。其ノ服飾鬟髻ノ如キハ別ニ観察シテ之ヲ記ス可シ。此ノ宵一婢ノタマタマ予ガ卓子ノ傍ニ来ツテ語ル所ヲ聞クニ、此酒肆ノ婢総員三十余人アリト云。婢ハ日々其家ヨリ通勤ス。家ハ家賃廉低ノ地ヲ択ブガ故ニ大抵郡部新開ノ巷ニ在リ。別ニ給料ヲ受ケズ、唯酔客ノ投ズル纏頭ヲ俟ツノミ。
申訳 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
平野で止つた村には、野にフサはしい変化が伴ひ、山の盆地に国を構へた地方では、山の臭ひをこめた物語に変つて行つた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
人各、フサふ所がある。
古代研究 追ひ書き (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
とにかく、この女神が出て、禊ぎの場処を上・下の瀬と選び迷うしぐさをした後、中つ瀬のヨロしい処に水浴をする。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
とにかく、此女神が出て、禊ぎの場処を上・下の瀬と選び迷ふしぐさをした後、中つ瀬のヨロしい処に水浴をする。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「科学者が外界の現象を取り入れてそれを秩序立てる時に用いる一種の型は畢竟するに哲学的な思索の種々な型のいずれかにあたらないものはない」。
されど汝の睡りの時く過ぐるがゆゑに、あたかも縫物師ぬひものしのその織物きれあはせて衣を造る如く、我等こゝにことばとゞめて 一三九—一四一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
『詩経』に「膏沐こうもく無からん、誰をあるじとして容をつくらん」とか申す二句、かつて何心なく読みおり候所、後に曹大家そうたいこ『女誡』専心の篇を見候えば、上下の文ありて、中に「出でては冶容やよう無く、入りては飾を廃すること無し……これ則ち心を専らにして色を正すと謂う」とあり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
何とかして自分にあうもの、うつる形などについて、婦人がそれぞれに自分で考えるようなことになってほしい気がします。
好きな髷のことなど (新字新仮名) / 上村松園(著)
どうも今時の人は、ヤレ流行ソレ流行と、着物の柄から髪形から、何も彼も流行となると我れ勝ちに追ッかけて、それが自分にうつろうがうつるまいが、そんなことは一切合財考えなしで随分可笑おかしな不調和な扮装つくりをしている人が沢山あるようです。
好きな髷のことなど (新字新仮名) / 上村松園(著)
大原君が海外へおもむいて外国人に接する時は常にこの句を以て日本人の精神となし給え。イヤ疑いは人にあり我れに偽りなきものをと、その心を以て世に立たば何人も間違いはありません。食道楽会の精神も其処そこにあります。衛生法にかないたる食物を以て身体を養えば心も自ら高遠雄大になりましょう。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
衛生法の原則にかなわざれば文明の料理となしがたし。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
むかし桜子さくらこという娘子おとめがいたが、二人の青年にいどまれたときに、ひとりの女身にょしんを以て二つの門に往きかのあたわざるを嘆じ、林中に尋ね入ってついに縊死いしして果てた。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
俊男は其のさかしい頭が氣にはぬ。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
そも/\、此山と申すは、南は野山漫々まん/\として百餘里に及び、北は身延山高く峙ちて白根が嶽につづき、西には七めんと申す山峨々がゝとして白雪絶えず、人の住家一もなし、たま/\、問ひくるものとては梢を傳ふ猨猴ましらなれば、すこしとゞまることなくかへるさ急ぐ恨みなる哉。
蟹十郎かにじゅうろうの吾太夫は寿美蔵の師匠張より見好きも、貫目かんめに乏しく、翫太郎の道庵ははまり役にて好し。
菊「其の折のお肴はお前に上げるから、部屋へて往って、お酒もい程出してゆっくりおたべ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
されどれて惡に向ふか、または幸を追ふといへどもその熱よろしきを失ひて或ひは過ぎ或ひは足らざる時は即ち被造物つくられしもの己を造れる者にさからふ 一〇〇—一〇二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
皇后(神功)南の方、紀伊の国に詣りまして、太子に日高に会ふ。……更に小竹シヌ宮に遷る。是時にアタりて、昼暗きこと夜の如し。已に多くの日を経たり。時人常夜行くと言ふ。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)