此字は、室町の頃から見え出したと思ふが、語がずつと大昔からあつたことは、記紀の註釈書の全部が、挙つて可決した処である。言ふまでもなく、八俣遠呂知対治の条に、記・紀二つながら、音仮名で、さずきと記してゐる。それより後の部分にも、神功の継子の二 …
著者 | 折口信夫 |
ジャンル | 哲学 > 神道 > 神道 |
ジャンル | 言語 > 日本語 > 語源 意味 |
初出 | 「土俗と伝説 第一巻第二号」1918(大正7)年9月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約2分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約3分(300文字/分) |