“八間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はちけん66.7%
はちま11.1%
はっけん11.1%
ヤマ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのまはりにや又若え者が、番頭も一しよに三人ばかり、八間はちけんの明りに照らされながら、腕まくりをしてゐるぢや無えか。
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
二階が三間、階下は、襖を取れば四五十人の集まりや、宴会も出来る座敷を入れて、八間はちま、石燈籠をあしらい、瓢箪池と築山のある庭、浴室もある。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
大きな八間はっけんの吊りあかりが幾つもあり、行燈、燭台しょくだいで、家じゅうがまぶしいほど照り輝いている、土間の床几しょうぎは片付いているが、大小十幾つの部屋はいっぱいの客で、ぜいを凝らした魚鳥珍菜に
記に、門毎に仮庪を結ぶと見え、紀に仮庪八間ヤマなるを作るとあるのも、入り口の上に構へた物もあり、柱間の広い物もあつたことを示すのである。
桟敷の古い形 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)