“はちま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鉢巻75.0%
八間8.3%
鉢卷8.3%
鉢捲8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また紋付きの羽織はおりで、書机に向かって鉢巻はちまきをしている絵の上に「アーウルサイ、モー落第してもかまん、遊ぶ遊ぶ」
亮の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
二階が三間、階下は、襖を取れば四五十人の集まりや、宴会も出来る座敷を入れて、八間はちま、石燈籠をあしらい、瓢箪池と築山のある庭、浴室もある。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
色白いろじろ首筋くびすぢこんはらがけ、さりとはなれぬ扮粧いでだちとおもふに、しごいてめしおび水淺黄みづあさぎも、よや縮緬ちりめん上染じやうぞめえりしるしのあがりも際立きわだちて、うしろ鉢卷はちまきに山車だしはな
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しかもそれが済むと、自分も、絆纏はんてんに後ろ鉢捲はちまきをして、いけはたから湯島ゆしま辺にかけて配達してまわるのだった。何だかえたいの知れない男だと私は思った。