“はちまき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鉢巻46.2%
顱巻30.8%
鉢卷10.3%
顱卷6.4%
八巻2.6%
盤帯1.3%
頭巻1.3%
顧巻1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細おもてに無精髭が少し伸びて、やけのした顔に賢そうなが光っていた。古タオルで鉢巻をし、仕事着に半長靴をはいていた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
眉太く、眼の細きが、ざまに顱巻したる、額のあたり汗になりて、のしのしと近づきつつ、細き道をかたよけてわれを通せしが、ふりかえり
竜潭譚 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一重腰骨でだらりとんであつた。兩方をとつてある。棒縞染拔でそれはりの鉢卷ひる布片であつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
加之近所灘屋か、銀座顱卷取寄せて、と會員一同強請へてごなさい、九九九でひますか。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……あごはずしというのは、言葉通り大笑いと、大あくびで、ひょっとすると、頤がはずれるので、両手でえたり、縦に八巻をしたりして、用達をして人を驚かせたり笑わせたりしました。
組紐盤帯にした帽檐広な黒羅紗の帽子をいてい、今一人は、前の男より二ツ三ツ兄らしく、中肉中背で色白の丸顔、口元の尋常な所から眼付のパッチリとした所は仲々の好男子ながら
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
をひろひて山よりかへりしといふ娘を見るに、髪は油気もなくまろめつかねたるをにてひ、ふるびたる手拭ひにて頭巻をなし、木綿袷づきたるがなみより一尺もみじかきに
これが下々のものならばさ、片膚脱の出刃庖丁の向う顧巻か何かで、阿魔! とばかりで飛出す訳じゃアあるんだけれど、何しろねえ、御身分が御身分だから、実は大きな声を出すことも出来ないで
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)