“下々”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しもじも72.3%
しも/″\14.9%
げげ4.3%
したじた2.1%
した/″\2.1%
しもしも2.1%
しも/\2.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“下々”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 伝記 > 日本12.5%
文学 > 日本文学 > 戯曲1.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
これは皇室をはじめたてまつり、下々しもじもとしても大事なことで、これをどうだってよいと思っている者はあり得ない。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そのせいか時々、中国なまりが出るし、また思いがけない下々しもじものことばなどを戯れにせよよくもてあそぶ。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
縫「へえ中々下々しも/″\ではういう結構なお菓子を見る事は出来ません、頂戴致します、有難う存じます」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
平次も弱りました。三十そこ/\で、放埒で、我儘で、惡く賢こくて、なまじ下々しも/″\の事に通じて居ては、凡そ扱ひにくい典型的な殿樣です。
(やはり、あんな下々げげの修行も、おやりになっておいてよかった)
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遠慮、遠慮、遠慮! 昔だったらわたしなど、下々げげものがこんなことを言ったら、慮外りょがいものと、ポンとやられてしまうのであろうが、みんなが武子さんをいとしむ愛しみかたがわたしにはものたらない。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
これが下々したじたのものならばさ、片膚脱かたはだぬぎの出刃庖丁の向う顧巻はちまきか何かで、阿魔あま! とばかりで飛出す訳じゃアあるんだけれど、何しろねえ、御身分が御身分だから、実は大きな声を出すことも出来ないで、旦那様だんなさまは、あおくなっていらっしゃるんだわ。
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
犬公方いぬくばう下々した/″\仇口あだくちに呼ばれた位だから無法に我々同類に御憐愍ごれんみんを給はつたものだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
そのころ、もう落ちついた足どりで、さも、ほろ酔いを川風に吹かせでもしているかのように鼻うたまじりで、大川ばたを、下々しもしもに、あるいているのは、軽業のお初——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
二つの品は御屋敷には御座いません。下々しも/\の者の手で隱された上は、矢張り親分のやうな方に搜して頂く外は御座いません。もし萬一の事があれば、奧の取締をいたして居る私と側用人の兄は生きては居られません、——兄妹二人の命で濟めば、これほどたやすい事は御座いませんが、一萬二千石の小堀家の興廢となると、家中の者の難儀は思ひやられます。