“しもじも”の漢字の書き方と例文
語句割合
下々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかで下々しもじもの侮りがなくて済もうや、これが一大事でなければ、もはや武士とほいと賤人との区別はない、士風の根本が崩れ申す
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一日も早くくだんの悪僧を誅戮ちゅうりくなし、下々しもじもの難儀を救い取らせよとの有難い思召おぼしめしによって、はるばる身共を差遣さしつかわされた次第じゃ。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
よくしたもので、うえがたはまあ少々はおでこでもそこは事が済みますが、下々しもじもが出世をしようというには、さらりと打明けた処で容色きりょうじゃ。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)