“しも/″\”の漢字の書き方と例文
語句割合
下々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又女房を金の抵当かたに取るなどとはしたないことはなさる筈がない、そんなことは下々しも/″\ですること、先生はよもや御得心のことではあるまい、何か頓と分りませんから
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「こんなに騒ぐところを見ると、下々しも/″\では生活くらしが苦しいんでせうね。」夫人は悲しさうな顔をした。「いかがでせう、騒ぎが少し鎮まりましたら御一緒に貧民の視察にでも出掛けましては。」
もっともこのかたち古墳こふんは、むかしでもえらひとはうむるためにつくつたものでありまして、天皇樣てんのうさまだとか、皇族こうぞく方々かた/″\御墓おはかおほもちひたのでありまして、下々しも/″\のものはやはり、まるつかもちひたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)